三蔵法師を鼻祖として崇め奉る法相宗大本山薬師寺が所蔵する寺宝から、シルクロードを旅する三蔵法師とその守護神を伝える絵画や彫刻、信仰の証が反映された文書類、『西遊記』を基に制作された浮世絵版画などを展観し、1400年の時を超えて語り継がれる真の三蔵法師の人物像に迫ります。
この秋から西本願寺で勤められる伝灯奉告法要を記念して、約800年の歴史を誇る浄土真宗と本願寺の展覧会を開催します。本展では、宗祖・親鸞聖人から安土桃山時代に活躍した第11代顕如宗主までの歴代宗主に加え、専如門主に受け継がれてきた法宝物をご紹介するとともに、かつての伝灯奉告法要に関連する映像や資料を展示します。また、国宝「三十六人家集」をはじめとする西本願寺の名宝の数々に加え、各地の浄土真宗寺院に所蔵される多様な法宝物など、約120件を公開します。
「院展」の名で親しまれている日本美術院は、明治31年に岡倉天心の指導のもとに創設された日本画の研究団体です。天心の没後、活動の中断を余儀なくされた時期もありましたが、横山大観らによって再興され、近代日本美術に大きく寄与してきました。昨年100回展を盛会に開催し、本展で101回展を迎えます。
自分にとってかけがえのない一碗を京都在住の著名人、六十数名の方々に出品いただき展観します。ぜひご来場ください。
その卓抜した芸術性で、没後50年を迎える今なお国内外で高い評価を受けている、河井寬次郎の陶芸作品をはじめとする仕事の全貌と、その深い精神世界を辿ります。
日本のハワイアンキルトの第一人者であるキャシー中島さん。2017年に迎えるキルト作家生活45周年を前に、そのパワフルな人生をキルト作品とともに辿(たど)ります。
尾形光琳没後300年、神坂雪佳生誕150年を記念して、「琳派展18 京の琳派―美を愉しむ―」を開催します。本展では、光琳、雪佳のほか俵屋宗達、尾形乾山、中村芳中らの優品を通じて、京都で受け継がれてきた琳派の流れを紹介。細見コレクションによる京琳派の美の世界をお楽しみください。
三代道入(通称ノンカウ)作 黒樂茶碗 「青山」が重要文化財に指定されました。「青山」は、艶やかな黒釉に萌黄色の鮮やかな抽象紋が描かれ、道入作品の中でも極めて斬新な作行きです。樂家初代長次郎を除く樂歴代の中では、三代道入の作品が初めて重要文化財の指定を受けました。本展では、道入の作品を一堂に展観し、その革新的でモダンな作陶の軌跡をたどります。
染色家・三浦景生は、野菜や植物などのモチーフを自由に色彩豊かに表現し、染色界の第一線を走り続けました。本展は、三浦景生の創作の軌跡をたどる初の回顧展です。詩情豊かな造形世界をお楽しみください。
モネ、ムンク、ピカソ、岸田劉生、伊東深水、山口華楊など、誰もが一度は耳にしたことがある美術界の巨匠たち。多くの名品を残した彼らは、子どもの頃はどのような絵を描いていたのでしょうか?描くことに夢中だった小さな巨匠たちが残した足跡をお楽しみください。
遺跡(埋蔵文化財)の発掘調査は、全国で毎年約8,000件近くもおこなわれています。その中から、近年の発掘調査成果を中心に、特に注目された遺跡や出土品を紹介する考古速報展「発掘された日本列島」を開催します。
大人気鉄道CGアニメ「チャギントン」の世界観が体験できる空間が8月の京都にやってきます。
3年ぶりに世界のトップサーカス「ボリショイサーカス」京都公演を開催します。熊のサーカスをはじめ、迫力満点のジギト(馬のサーカス)、スリルに満ちた空中ブランコなどのステージをお楽しみください。
ダリは版画も面白い! シュルレアリスムを代表する奇才サルバドール・ダリによる斬新な版画表現にスポットをあてた展覧会。円熟期から晩年までの200点以上の作品を紹介します。
幼少期を日本で過ごし、西洋と東洋の文化の融合を理想とした陶芸家バーナード・リーチ。柳宗悦らとの交流は深く、生涯続くものでした。本展では、リーチの生誕130年を記念して、日本人に愛された英国人陶芸家の芸術活動を、日本最大のリーチ作品コレクションを誇る日本民藝館所蔵の作品を中心に紹介します。
さまざまなテーマを設け、収蔵品の多彩さや秘められた輝きを紹介してきた京都市美術館コレクション展。第50回の節目を迎える本展では、同館の珠玉のコレクションを紹介します。京都画壇の名品をはじめ、京都の伝統と創造のきらめきを反映する作品の数々をご堪能ください。
ルネサンスの巨匠・ティツィアーノから印象派の画家・モネ、そして現代に至るまでのヴェネツィアの美を一堂に公開します。
独創的な表現で人々を魅了する画家・伊藤若冲。生誕300年を記念した本展では、当館の若冲コレクションを一堂に展示するほか、京都にある若冲ゆかりの寺院が所蔵する作品、弟子の作品や文献資料を併せて紹介します。
「インサイド×アウトサイド」をテーマに、陶芸の森で制作された造形性豊かな作品を、園内の野外作品を交えて紹介し、自然とアートが融合した陶芸の森の、オープン・エア・ミュージアムとしての新たな魅力を発見していただきます。
1970年代より長年にわたり多方面で活躍したイラストレーターの安西水丸氏の大規模作品展を開催します。画面の要素をできる限り削ぎ落としながらも、柔らかくユーモアに溢れた作品の数々をご堪能ください。