【滋賀県立美術館は2021年にリニューアルオープンしました!】
京都画壇を代表する画家で、滋賀県膳所中ノ庄村(現・大津市)出身の山元春挙が生誕150年を迎えることを記念し、その画業を一望します。
第108回「光風会展」京都展を開催します。
「光風会」は1912(明治45)年、中澤弘光・三宅克己・杉浦非水・山本森之助・小林鍾吉・岡野榮・跡見泰の7人の若い画家たちによって設立された美術団体です。多彩な具象を目指す絵画部と、堅実なモダニズムを追求する工芸部から構成されています。
「特別の主張とか抱負と言う看板はありません。春が来て無意識に咲いた野の草花の様なもの・・・・・隠れた無名の花を自由に紹介する広い花園を開拓した・・・・・」と設立趣意書にあるように、後進を育成する思い、和を尊ぶ精神、謙虚に作品に向き合う姿勢が志となり伝統になっています。
本展では、京滋をはじめ近畿一帯を中心に、会員・会友と一般公募での入選作品、絵画91点と工芸28点の合計119点を展覧します。
「第44回京都府民囲碁まつり」を開催します。
囲碁愛好家のご参加をお待ちしております。
時代とともに人から人へと大切に受け継がれてきた茶碗には、人とのつながりや出会いを経て紡がれる「ものがたり」があります。
本展では、長い時間の中で、茶碗に積み重なったものがたりに焦点を当て、樂歴代の作品の数々を展観します。
季節を彩る花の美しさを留めようと、古来多くの画家が筆をとり、その姿を残しました。本展では近代日本画の巨匠たちが花や果実を描いた作品を展示します。春薫る初夏の嵐山で麗しい花々の絵をご堪能ください。
※本展は2021年4月末から始まりましたが、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の発令を受けて、わずか2日間で閉幕したため、この度展示内容を再編成し、さらに充実した内容であらためて開催する運びとなりました。
セレマカップ第55回京都少年サッカー選手権大会を開催します。
京都府内の120チームが参加し、府の上位リーグと地域リーグに分かれ、1年を通して戦います。
熱戦を繰り広げる京都のサッカー少年たちにぜひご声援を!
今も昔も多くの芸術家が愛してやまない京都。
福田美術館が立地する嵐山は千年以上前から、天皇や貴族が好んだ景勝地であり紅葉の名所とされていました。江戸時代になると多くの桜が植えられ、桜の名所として有名になり、京都の市中に住む円山応挙なども写生をするため、たびたびこの地に足を運びました。明治以降は京都画壇の主力メンバーである竹内栖鳳、川村曼舟、冨田渓仙らが嵐山にアトリエを構え、多くの画家が集まります。その中には、東京画壇の重鎮、横山大観なども含まれていました。
本展では、京都にゆかりのある画家、作品を紹介をします。
近代京都において図案家・画家として活躍した神坂雪佳(1866~1942)は、本阿弥光悦や尾形光琳ら琳派の活動や作風に共感し、明治という新しい時代にふさわしいデザインを多数生み出しました。
同館での琳派展22弾となる本展では、俵屋宗達や尾形光琳、酒井抱一など江戸時代の琳派作品を辿りながら、マルチアーティスト・雪佳の図案集、雪佳がデザインした工芸作品や絵画作品を紹介し、雪佳の多彩な活躍をたどります。
琳派のスピリットを受け継いだ雪佳の美の世界をお愉しみください。
写真家・平間至はタワーレコードのキャンペーン「NO MUSIC,NO LIFE.」をはじめ、数多くのアーティスト写真を撮影してきました。
音楽が聞こえてくるような躍動感あふれるポートレートは、写真界に新しいスタイルを打ち出したと評価されています。
本展では平間至の名を一躍世に知らしめた<MOTOR DRIVE>をはじめ、これまでに撮影された安室奈美恵や細野晴臣などアーティストたちの膨大なポートレート、舞踏家・田中泯の<場踊り>を追い続けたシリーズ、心象風景を内省的に表現したシリーズ<光景>、さらに2015年に開業された平間写真館TOKYOで撮影された写真など、精選された約200点の作品により「写真と音楽」の紡ぎだす世界へと誘います。
生きた人間の姿を木や土に写し取ったものを俑(よう)といい、古代中国の人々は死後の世界で被葬者を守るために埋葬した遺体に添えました。1974年に偶然発見された秦始皇帝陵の兵馬俑は、約8000体と推計されています。
本展では、秦漢両王朝の中心地域である関中(現在の陝西省)の出土品を中心に、日本初出の一級文物を含めた約200点を一堂に展示。戦国時代の極小の騎馬俑が、なぜ始皇帝陵の等身大の大きな兵馬俑となり、また漢代皇帝陵ではなぜ小さな兵馬俑になったのか、歴史の不思議を紐解きます。
始皇帝陵や漢代の皇帝陵とエジプトのピラミッドとの類似性を衛星画像から追究するなど西方文化と比較することで、世界史の中から秦漢文明の遺産を観察する視点を提示します。
1972年の日中国交正常化宣言から50周年を迎える2022年、皇帝の死後を守り続けてきた兵馬俑が来日、古代中国の歴史に焦点をあてます。ここ京都より開幕です。
日本美術院は、明治31年(1898年)に岡倉天心らによって創設されました。一時は中断しましたが、大正3年(1914年)横山大観らによって再興。以来、脈々と続いた在野精神を受け継ぎ、近代日本画の発展に輝かしい足跡を残してきました。昭和20年から開催されている恒例の「春の院展」も本年で76回を迎えます。現代日本画の力作が並ぶ本展は、常に新しい流れを皆さまにご覧いただいており、今回も同人の先生方の作品と厳しい審査を経て選ばれた入選作300余点を一堂に展覧いたします。常に日本画壇をリードし続ける、日本美術院の巨匠から新鋭画家まで意欲溢れる最新作をこの機会にぜひお楽しみください。
「万巻の書を読み、万里の道を行く」
旅はいにしえより中国文人が読書とともに最も大切にした営みでした。江戸時代の文人画家たちも多く旅に出て、美しい風景、師や友、先人たちの書画に出会いました。それは自らの内面を心の赴くまま自由に筆墨に託す文人画家にとって、制作の滋養になったのです。また、文人にとって描かれた理想郷を旅することも楽しみの一つでした。
本展では「旅」をテーマに江戸時代の文人画を展示します。併せて長崎に来舶し日本に多大な影響を与えた沈南蘋ら中国の画家の作品も併せてご紹介します。
日本の伝統工芸のたゆまぬ継承、発展を目指す「第51回日本伝統工芸近畿展」を開催します。陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸の7部門から、人間国宝6名の出品作をはじめ、鑑査に合格した入選作品203点を展覧します。ぜひご覧ください。
1970年代に京都市立芸術大学で学び、日本を代表する現代美術家の一人となった森村泰昌の大規模個展が京都市京セラ美術館で開催されます。
美術史における名画の登場人物や歴史上の人物、女優に扮するセルフポートレートを制作することで、ジェンダーや人種を含んだ個人のアイデンティティの多重性を視覚化し、個人史と歴史の交錯点を表現してきました。
本展では、これまでほとんど発表されることのなかった、秘蔵のインスタント写真約800 枚に加え、1994 年に森村が自作の小説を自ら朗読したCD《顔》の音源をもとに、展示室に特設の音響空間をしつらえ、朗読劇として再制作しました。
また、建築家・西澤徹夫とのコラボレーションにより、会場は「迷宮劇場」へと変貌します。
膳所出身の画家・山元春挙の生誕150年を記念し、山元画塾での活動をはじめ、別邸「蘆花浅水荘」での創作や文人との交流を紹介します。
MIHOコレクションの原点である茶道具から、懐石の器をよりすぐって展観します。日本人の豊かな感性が生み出してきた名品をお楽しみください。
陶産地・信楽では戦後、日根野作三や熊倉順吉の指導で火鉢低迷の苦境を乗り越えました。
本展では活気に満ちた当時を振り返りつつ、いま信楽で話題の作家たちも紹介します。
2020年12月に亡くなった画家・安野光雅。「もりのえほん」や「天動説の絵本」など、安野作品に見られる独特な世界観は、幼少時代に里山で慣れ親しんだ自然や、教員時代に試行錯誤した経験によって生み出されました。
本展では、文字や数字、風景まで安野流の楽しみ方が詰まった作品を授業の科目に見立てて紹介します。
合言葉は「インタレスト!」安野先生のふしぎな学校に入学した気分で展覧会をお楽しみください。
国内外の第一線で活躍するアーティスト、そして彼らの推薦を受け、あるいは公募により選ばれた新進気鋭の若手アーティストらの作品を展示する「ARTISTS’ FAIR KYOTO(アーティスツ フェア キョウト)2022」を開催します。
1200年の悠久の歴史の中で育まれてきた京都の伝統・文化を学び、継承するために―――
京都芸術大学では、2022年度の「京都学」講座を京都市、京都新聞との共催により開講します。これに合わせて市民等の受講生の募集を行います。
各界でご活躍の皆さまを講師にお招きし、「京都で育まれてきた日本の伝統と文化」をテーマに、「京都」の魅力を語っていただきます。