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2018年11月23日

「第30回記念 工芸美術創工会」ワークショップレポート マイ漆皿を作ろう!

工芸ワークショップ
マイ漆皿を作ろう

第30回記念 工芸美術創工会展」関連イベントとして、11月23日(金・祝)、午前のワークショップ「ベネチアンガラスでペンダント or ストラップを作ろう!」続いて、午後からは漆芸家の井上絵美子氏によるワークショップ「マイ漆皿を作ろう!」が開催されました。本年度の創工会京都工芸賞を受賞された井上氏の直接指導による非常に貴重なワークショップとなりました。(本年度の受賞作品紹介はコチラ


井上 絵美子 氏

冒頭、漆が装飾品として6~7千年前から使われていたことや、大昔の狩りで使う槍など、紐で結んだだけでは緩むので漆で固められていたこと。
1本の木からとれる漆の量はたったの200cc程度であること。
熱さ冷たさが伝わりにくい特徴があること、など漆にまつわるアレコレをお話くださいました。
「アイスクリームを置いておいても溶けにくくていいですよ」(笑)とのことでした。

そうして、いざワークショップの開始です。
 



まずはエプロンと手袋の装着。


紙に下書きする人、直接用意された梅型のお皿に下絵を描き入れる人、やり方はそれぞれです。

 


井上氏が丁寧に一人一人に指導。

次はいよいよ漆を塗っていきます。



「隣同士の色が重ならないように注意、それ以外は自由です」と井上氏。

描きあがったお皿は、箱に入れて持ち帰ります。ただ、漆が乾くのに温度20度・湿度70%の環境で約1~2週間かかる、とのこと。
完成が待ち遠しいですね。



井上氏の見本はコチラ。みなさん、こんな風にうまくできたかな?

 

ワークショップは25日(日)にも開催されます。
次は染色家の金井大輔氏による「金銀色の鮮やかな模様のトートバックを作ろう!」です。募集受付中です!
ワークショップ情報はコチラ


★創工会会員の方の過去の記事もこちらから読めます。
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