ARTS&CRAFTS 四人展
― 工芸と空間 ―
工芸美術創工会という共通の場で創作活動をする4人です。
美術館のような非日常空間で鑑賞を主とする美術作品の発表を続けながら、生活に密着した作品を制作しています。
ぱるあーとの「和」の空間で思い思いの表情を見せる作品たちを是非ご覧ください。
今回、会場で4名の出品作家の皆さまにお話をうかがうことができました。
伊砂 正幸 氏
「万葉集」を題材にした作品を展示しています。自分の作品において、昔の日本の生活を表現しようとしています。
大きな作品だけではなく、額に入れて玄関などに飾れるものも作りました。
それぞれ日本の風土、四季を表現しており、ぜひ日常の生活空間の中に取り入れていただければ、と思います。
来年の干支の猪の風呂敷も展示していますよ。
市川 博一 氏
学生の頃より磁器の作品を作ってきました。
磁器は「薄い」「軽い」、というイメージの制約を外そうとしてみました。
厚くて重くてもいいのではないか、と。今回、ぶ厚めの、そろばん玉の重なっているような形状の作品も出しています。
藤井 收 氏
最近の作品制作は乾漆技法によるものが中心で、螺鈿や研ぎ出しによる加飾を施した制作に取り組んでいます。
ここ10年くらい、カエルが作品に現れています。自分の気持ちの中での「遊び」。
ちょっとおどけた感じを表現したいと思っています。
上田 順康 氏
家に持って帰って「使う」ことをイメージできる日本家屋のこのギャラリーで、今回の出品作品からぜひ「生活」を感じてほしいですね。
私のオリジナル技法の「黒化粧研出文」という技法で作ったものを使っていただくことで、100円均一ショップなどの器とは違う、少し非日常の演出をお手伝いできればと思って制作しました。
◆ ARTS&CRAFTS四人展 ― 工芸と空間 ―
◆会 期 2018年11月6日(火)~11月11日(日)
◆時 間 午前11時~午後6時(最終日午後5時まで) ※終了時刻15分前にはご来場ください
◆会 場 生活あーと空間 ぱるあーと (京都市上京区西洞院通下立売南入)
HP=http://www.par-art.co.jp/
◆料 金 無料
★お知らせ
11月21日(水)より京都文化博物館で開催の「第30回記念 工芸美術 創工会展」でも今回の4名の作家の作品を見ることができます。
ご期待ください!
詳細コチラ
★創工会会員の方の過去の記事もこちらから読めます。
・伯耆正一氏 ・安東智香氏 ・張 義明氏 ・德力竜生氏