「京都 日本画新展2023」
出品されている30名の作家を、順番にご紹介します。
小谷光(こたに・ひかる)さん
1987年兵庫県西宮市生まれ
大阪芸術大学芸術学部美術学科日本画コース卒業
大阪芸術大学大学院絵画制作研究領域修士課程修了
現在 新日春会会友
京都日本画家協会会員
青塔社所属
◉出品作品
「meets」
<本展出品作について作家より>
「深海魚が真っ暗な海底で、観覧者に一人で暮らしている少女に出会う」という場面を描きました。
今回は新聞紙を貼り合わせて日本画の絵具で描写しました。新聞紙を使用すると経済的にも環境的にも優しいのでおススメです。
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権美愛(ごん・みえ)さん
1986年大阪市生まれ
京都精華大学芸術学部造形学科日本画コース卒業
京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程修了
◉出品作品
「美しき春尽、そして一層」
<本展出品作について作家より>
カッコイイ女性の人物画が描きたいなぁと思いたって描き始めましたが、次第に見た目に理想的な美しい女性だけではなんだか物足りなくなり、女性が持つ生き物としての生々しさを表現する事に興味を持ちました。生きていれば経験する楽しさやしんどさ、色々あってあたりまえ。そういったものをポジティブにカラフルに、且つ強い画面を追いました。
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高橋翔平(たかはし・しょうへい)さん
1997年大阪市生まれ
京都精華大学大学院芸術研究科日本画領域博士前期課程修了
現在 京都日本画家協会会員
◉出品作品
「夏が終わる」
<本展出品作について作家より>
向日葵は花が終わってから1カ月程、種を作る時期に入ります。花が終わり向日葵の背筋が曲がってきている中で、子孫を残そうと種子を生成している様子が印象的で写生を繰り返し、作品を制作しました。
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