「京都 日本画新展2023」
出品されている30名の作家を、順番にご紹介します。
開藤菜々子(かいとう・ななこ)さん
1990年東京都江戸川区生まれ
大阪芸術大学芸術学部美術学科日本画コース卒業
大阪芸術大学大学院博士課程(前期)修了
◉出品作品
「をちかた」
<本展出品作について作家より>
私は制作をする際に、”いま”を大切にしています。五感や心で感じた一瞬を原点に、思いやメッセージを重ねて「刻」をテーマに描き続けていきます。
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梶浦隼矢(かじうら・じゅんや)さん
1990年愛知県稲沢市生まれ
金沢美術工芸大学美術工芸科日本画専攻卒業
京都造形芸術大学大学院芸術表現専攻ペインティング領域修了
成安造形大学芸術学部西久松研究室修了
現在 創画会会友 京都日本画家協会会員
◉出品作品
「小雨」
<本展出品作について作家より>
京都にある勸修寺に写生に出かけました。まだ梅雨が明けきらない夏前の季節だったと思います。池を眺めているとポツポツと雨が降ってきて、蓮にあたる雨音と水面に落ちる波紋を美しく感じました。
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岸本祥太(きしもと・しょうた)さん
1994年兵庫県加古川市生まれ
成安造形大学芸術学部卒業
広島市立大学大学院芸術学研究科修了
現在 創画会会友 京都日本画家協会会員
◉出品作品
「樹塊」
<本展出品作について作家より>
雨風に晒された樹皮は、永い年月を経てそのものらしい美しさを宿していきます。
それは、ただ命を継続するための変容であると同時に、力強い表現のようにも感じます。
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