【十六羅漢とは】 |
前回登場した長谷川等伯をはじめ、雲谷等顔、狩野探幽とともに、当時、江月と交友のあった画僧・松花堂昭乗(1582ー1639)。龍光院には多くの作品が残されていますが、その中で、昭乗の水墨画、仏画として抜群の出来映えを誇る「十六羅漢図」。
十六羅漢図 十六幅の内一幅
松花堂昭乗筆 江戸時代 十七世紀
展示期間 4/9ー4/29
昭乗が描いた羅漢は、こよりを手にくしゃみをしたり、理髪中であったり、表情豊かに人間味あるあたたかさを伝えています。
全て 十六羅漢図(部分)
また、左8幅はやや顔を右に、右8幅は顔を左に向けている様に見え、十六幅全てで一つの作品として描かれたものと思われます。
龍光院の様々な行事毎に、書院や昭堂を飾ってきた「十六羅漢図」ですが、この様に十六幅全てを並べて鑑賞できるのは本展覧会ならでは。
圧巻を超え、壮観と言えます。
16人の羅漢。ひとりひとりの表情をお楽しみください。
「十六羅漢図」(松花堂昭乗筆)の展示は4月29日(月・祝)まで。
お早めに!!!