1月6日、京都国立近代美術館で「茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術」関連イベント、連続対談が開催されました。この連続対談は、樂家十五代 樂吉左衞門さんが様々な分野で活躍するゲストをお招きして対談するものです。
第5回目となる今回のゲストは、放送作家の小山薫堂さん。
和やかに話す吉左衞門さん(左)と小山さん(中)
プライベートでもお茶に親しまれている小山さんは、歴代の樂茶碗を見ていると「自分の存在や考えていることが映しだされる鏡のような印象を受けました」と表現。吉左衞門さんも「それぞれの価値観の確認作業なのですね」と応えました。小山さんはお気に入りの茶碗を「当代が近年作られている黒茶碗が好き」と話し、終始会場内に笑みが溢れる和やかな雰囲気でトークが展開されました。
次回、2017年1月29日(日)の連続対談のゲストは、東京国立博物館主任研究員の三笠景子さん。当日午前10時から1階受付にて整理券を配布します(聴講無料、150席、本展の観覧券提示が必要)。この機会にぜひ、樂茶碗の魅力に触れてみてください。