【報告】連続対談vol.1 ゲスト:鷲田清一氏(京都市立芸術大学 学長)

【報告】連続対談vol.1 ゲスト:鷲田清一氏(京都市立芸術大学 学長)

本日12月21日から、京都国立近代美術館で「茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術」関連イベント、連続対談が始まりました。
樂家十五代 樂吉左衞門さんが様々な分野で活躍するゲストをお招きして対談します。

第1回目となる今回のゲストは京都市立芸術大学 学長の鷲田清一さんです。


それぞれの視点について話す樂吉左衞門さん(左)と鷲田清一さん

今はスマホなどで、ものの大きさを簡単に変えられる世の中。しかし、''適正な大きさ''は手の大きさなど、人間の寸法が基準になると話す鷲田さん。
吉左衞門さんも、茶碗の大きさは手の大きさそのものと語り、自身の茶室での経験から視線の位置で世界の見え方、自分と自然との関係性は変わると聴講者に向かって話しました。哲学者の目で見る樂茶碗の世界。講演での話題は尽きることはありませんでした。

次回、12月24日(土)の連続対談のゲストは、本展で吉左衞門さんの作品トポグラフを制作したアーティストの高谷史郎さん。
当日午前10時から1階受付にて整理券を配布します(聴講無料、150席、本展の観覧券提示が必要)。
この機会にぜひ、樂茶碗の魅力に触れてみてください。
対談を聞いた後に会場をご覧いただけば、より深くお楽しみいただけるでしょう。


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