日本中が喜びにわいた昭和34(1959)年のご成婚から60年、いつも国民に寄り添われ、ご公務を果たしてこられた天皇皇后両陛下。
「何よりもまず国民の安寧と幸せを祈る」
とのお気持ちから、全国各地それぞれの地域に生きる人々と喜びや悲しみを分かち合ってこられました。
とりわけ、被災地お見舞い、戦没者の慰霊、また高齢者や障害者等の福祉施設ご訪問の際の両陛下のお姿は、人々の心を慰め、国民の多くが感謝の気持ちを抱いてきました。
天皇としてのご公務を間もなく次代に引き継がれようとされる今、伝統を守りつつ、新たなご公務に全身全霊を挙げて取り組まれてきた両陛下の60年の足跡を貴重な写真でたどり、昭和から平成へと続く一つの大きな時代を振り返ります。
(写真提供:宮内庁)
茶の湯に関する資料を収集し企画展示を行う「茶道資料館」が開館40周年を迎えます。また、裏千家の歴代家元が収集した文献など約6万点を収蔵する茶の湯の専門図書館「今日庵文庫」も開館50周年となります。
この節目の年を祝して、2019年、茶道資料館では二つの記念特別展が開催されます。記念特別展Ⅰは「裏千家所蔵の優品」と併設展「鵬雲斎コレクション撰」です。ぜひご覧ください。
【前期】4月16日(火)~5月12日(日)
【後期】5月18日(土)~6月16日(日)
裏千家今日庵が所蔵する茶道具や美術工芸品、今日庵文庫所蔵茶書および鵬雲斎(裏千家前家元)のコレクションが展示されます。
医師・早川一光氏の姿を通して現代医療や福祉の課題に迫り、今年の坂田記念ジャーナリズム賞を受賞した本紙連載「こんなはずじゃなかった」。今回、2016年から2年半の連載のために撮影した写真や、収集資料を中心に再構成した展覧会を開催します。
★本展はKYOTOGRAPHIE京都国際写真祭と連携・同時開催するアートフェスティバル「KG+」のプログラムのひとつです。
今回で7回目の開催となる、日本でも数少ない国際的なフォト・フェスティバル「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭。15あるメインプログラムのうちのひとつ、「金氏徹平 S.F.(Splash Factory)」を紹介します。
歌舞伎と写真の神様が降りてきた!
日本を代表する写真家・篠山紀信。
40年以上にわたり撮り続ける歌舞伎の写真は、国内外で高く評価されています。
本展では京都に縁のある歌舞伎俳優、四代目 坂田藤十郎と十五代目 片岡仁左衛門の舞台を迫力あるカメラワークで捉えた写真作品から、緊迫感のある「歌舞伎の美」をご堪能いただきます。約40点を展示予定。
本展はKYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2019 アソシエイテッド・プログラムとして開催いたします。
第18回京都府職域対抗ゴルフ大会を開催いたします。職場で4名1組のチームを組む企業対抗戦です。職場の親睦も兼ねてご参加お待ちしております。
1989(平成元)年に始まり、平成の時とともに歩んできた「平安神宮 紅しだれコンサート」。優美に彩られた南神苑と東神苑の紅しだれ桜と、東神苑貴賓館をステージに演奏される癒やしの音楽を楽しんでいただきます。会場には客席を設けず、ライトアップされた神苑を散策しながら、東神苑・栖鳳池のほとりでしばらくの間、音楽に耳を傾けていただくコンサートです。
色とりどりの華やかな衣装の女性像は、日本画の画題のひとつとして多くの人々から親しまれてきました。
本展では、大正・昭和・平成期の京都の日本画家によって描かれた女性の姿を紹介します。
菊池契月、三谷十糸子、秋野不矩、三輪良平らによって描かれた愛らしい少女、麗しい婦人、優美な京の舞妓たちなど、それぞれの画家が追及した多彩な女性像の世界をお楽しみください。
球春到来!新しいチームで京都府の学童軟式野球の頂点を競う「春の中信杯」が始まります。未来の球界を担う若き球児たちの気迫に満ちたプレーに、ぜひ球場でご声援ください。
龍寶山(りゅうほうざん)大徳寺は、嘉暦元年(1326)大燈国師・宗峰妙超(しゅうほうみょうちょう)によって京都紫野に開かれた臨済禅の大本山です。その塔頭のひとつ龍光院は、黒田長政が父・黒田孝高(如水・官兵衛)の菩提を弔うため、江月宗玩(こうげつそうがん、1574-1643)を実質的な開祖として、慶長11年(1606)に建立されました。当時の龍光院は、高松宮好仁親王、小堀遠州、松花堂昭乗ら一流の文化人が集う寛永文化の発信地でした。爾来四百有余年その法燈を守り続け、江月和尚の教えを今に伝えています。
本展は龍光院の全面協力を得て、国宝「曜変天目」や「蜜庵咸傑墨蹟」、重要文化財「柿・栗図(伝牧谿筆)」、「油滴天目」など寺伝の名宝が初めて一挙公開されます。
また、通常龍光院で行われている学びの会や坐禅の会などが、展覧会の会期中に限りMIHO MUSEUMに場所を移して開催されます。
開創以来脈々と受け継がれてきた禅の法燈、大徳寺龍光院の歴史と今の姿に触れる千載一遇の機会となることでしょう。
Homecomingsが3月17日午後2時と6時の2回、重要文化財の京都府庁旧本館でコンサート「Our Town, Our News」を開催します。
※チケットは1部、2部とも完売しました
新しい元号がスタートする本年、樂家も代替わりをします。新しき年への思いを込めて、樂歴代展を開催します。本展では、特に日本の象徴・霊峰富士を意匠のに取り入れた歴代作品を展示します。黒樂・赤樂茶碗にくっきりと描かれた富士の絵のように、すがすがしい未来世界となりますようにとの思いを込めた展覧会です。
春めく季節。わたしたちが花に最も親しみを感じる季節かもしれません。陶芸の森陶芸館で花いっぱいの展覧会を開催します。
花は、古来より世界各地のさまざまな芸術のジャンルにおいて表現されてきました。もちろん、やきものの世界でも例外ではありません。東洋陶磁においては華やかな花をさまざまに意匠化した吉祥(きっしょう)文様が器を彩り、人々は幸せな人生への願いを込めた花の陶磁器を好みました。
また日本では、明治時代に欧米から導入された最新技術や意匠(デザイン)を用いて、建築用タイルやインテリア用品などさまざまなものが陶磁器で制作されました。中でも最も好まれたのが、西洋と東洋の花を融合させた花のモチーフでした。
そして現代陶芸においても、花を表現の源とする作家はたくさん活躍しています。美しさ、儚さ、生命力、清々しさなど、花のイメージを自己の作品に重ね合わせ、それぞれの思いをもって創作をおこなっているのです。
本展では、「花」を入り口にして近世、近代、現代というさまざまな時代の陶芸表現の世界を探ります。
展示室いっぱいに咲き誇る花々をお楽しみください。
3月10日(日)、早春の都大路を疾走する天皇陛下御在位三十年記念「天皇盃 第30回全国車いす駅伝競走大会」が開催されます。今大会から天皇盃が下賜され、優勝チームには授与されます。熱い戦いにご声援ください!
日本とフィンランドの外交関係樹立100周年を記念して、
テキスタイルデザイナー・陶芸家として活躍する石本藤雄の原点と、新たな作品を紹介する展示を開催します。
マリメッコデザイナー時代の作品のほか、近年手掛けた陶の作品も展示。
また、京都展では細見コレクションの主軸である「琳派」作品との競演も見どころです。
石本藤雄の作品を堪能できる、京都では初の展覧会。
石本作品と琳派作品の時空を超えた新たな出会いをお楽しみください。
久保修(くぼ・しゅう)の切り絵は、様々な素材を使い表現する、ミクストメディアと呼ばれる独自の技法で、質感や立体感、遠近感を感じさせます。美術館「えき」KYOTOで2回目となる本展では、旅で訪れた日本各地や海外の風景、二十四節気に沿った季節の食材、そして京都を描いた作品など約130点の切り絵をご紹介します。
平安遷都がなされてから1200年以上にわたり京都の染織家たちが技術を受け継ぎ、時代とともに変化させてきた意匠、形態などを紹介します。ぜひご覧ください。
国内外で活躍する芸術家から推薦を受けた若手作家、公募選出の若手作家らが作品を出品する「ARTISTS’ FAIR KYOTO(アーティスツ フェア キョウト)2019」を開催します。現代アートが集う新感覚のアートイベントをお楽しみください。
明治時代、日本美術の宣揚に努めたアーネスト・F・フェノロサやウィリアム・S・ビゲローは、園城寺(三井寺)北院の法明院を度々訪れていました。同寺には彼らの遺愛品をはじめ、池大雅や円山応挙などの障壁画が数多く残されています。本展では、法明院に伝わる絵画や彫刻、聖教、古文書などの宝物を展示します。
泉屋博古館所蔵の住友コレクションの核を形成した15代当主・住友春翠(1864~1926)は、中国の文人趣味に憧れ、中国文房具を数多く収集しました。世の喧噪を煩い、自然の中で哲学や芸術について語らう生活を理想とする文人によって愛好されてきた文房具。彼らの書斎(文房)を清雅の境地へと昇華させた文房具は、現代の私たちが想像するいわゆる「ステーショナリー」の範疇を大きく超えるものでした。こうした中国の文人趣味は、江戸時代以降、煎茶の流行によって日本に広まります。文人趣味と結びついた煎茶の理念は「清風」と形容され、煎茶席は文房具で清らかに彩られました。
本展では春翠が楽しんだ近代の煎茶会のしつらえをイメージした展示によって、清風そよぐ文人の世界へみなさまをいざないます。