祇園祭の山鉾巡行は、京都の夏を彩る風物詩として長く親しまれています。舶来の懸装品や美々しい飾金具、そして、故事や伝説の物語を体現した意匠の数々など、多様な装飾品で彩られた絢爛豪華な山鉾の姿は、多くの人びとを魅了してきました。本展では、日本を代表する祭りとして世界に認められた祇園祭の、山鉾を彩る華麗な装飾を紹介します。
住友グループの礎を築いた第15代当主・住友吉左衞門友純(号:春翠、1864~1926)は、実業のかたわら芸術文化にも力をそそぎ、西洋絵画を積極的に収集しました。
住友洋画コレクションは、1897年(明治30年)の欧米視察の際、パリで春翠が印象派のクロード・モネの油彩画を2点購入したことが始まりです。今から約120年前に将来された2つのモネ作品は、日本に最初期にもたらされたモネの真筆として、記念碑的な位置を占めています。
春翠によって収集された作品群は子弟たちに継承され、今に伝わっています。本展では、モネからはじまった住友の洋画コレクションの軌跡を、明治から昭和にいたる時代や社会の動きを背景に、住友親子3人の収集のエピソードを交えてご紹介いたします。
本展は、開館の延期により未公開になっていた「京都の美術 250年の夢 最初の一歩:コレクションの原点」の再展示です。
京都市美術館のコレクションの「最初の一歩」がどのような内容であったのか、87年の歴史を遡って紹介する特別企画です。開館3年目(1935年)の春に初めて開催した「本館所蔵品陳列」に出品された、コレクションの原点となる所蔵作品47点を一挙に展示します。
約60年にわたる画業において、花鳥・人物・風景・神仏・抽象など幅広いテーマで多くの作品を描いた日本画家・堂本印象。
本展では印象が描いた、絵画の登場人物に注目します。
古今東西をテーマに繰り広げられる場面からは、描かれた人物たちの会話やつぶやきが聞こえてきそうです。
同時代の人物はもちろん、歴史上の人物や神、仏、仙人まで!
豊かな表情をもつ彼・彼女らの立場や関係性を探りながら、音声を想像してみることで、印象作品に親しみを感じてみてください。
18世紀の京都には、近年特に人気の高い伊藤若冲(1716-1800)をはじめ、多くの画家が活躍しました。
その中で、円山応挙(1733-1795)は、現在の京都府亀岡市で生まれ、狩野派の流れをくむ鶴澤派の画家・石田幽汀(1721-86)に入門し、狩野派の基礎を学んだ後、滋賀県大津市にある円満院門跡の祐常門主の支援を得て、「写生」を重視した絵画に取り組み人気を得ます。さらに、「写生」を基本としながらも、現実には存在しない龍や、見たこともない中国の風景や人物などを描くことに挑戦しました。
応挙の弟子である長沢芦雪(1754-99)は、応挙とは違う独自の作風を追求し、本物よりも大きなサイズで虎を描いた「虎図襖」(和歌山・無量寺)や、3cm四方の紙にたくさんの羅漢を描いた「五百羅漢図」など、ユニークな作品を数多く残しています。本展では、円山応挙と長沢芦雪の作品を展示し、ふたりの画風の変化や、同じ題材を描いた作品なども比較して、ふたりの画家の魅力に迫ります。
青物問屋「枡屋」の長男として家業を継ぐか、絵に専念するかという葛藤に苦しんでいた伊藤若冲は、禅僧などの支援者を得て、絵を描くことに専念します。その後、亡くなるまで新しい技法や表現を探求し続けました。本展では、最初期の作品とされる初公開の「蕪に双鶏図」から、晩年までの作品と、若冲に影響を与えた禅僧や同時代の画家たちの作品も展示し、若冲作品の魅力と背景に迫ります。
悠久の歴史の中で育まれてきた京都の伝統・文化を学び、継承するために。
京都造形芸術大学では、2020年度春期「京都学」講座を京都市および京都新聞との共催により開講します。これに合わせて市民等の受講生の募集を行います。
1200年の悠久の歴史の中で育まれてきた京都の伝統・文化をより深く学び、継承していくために、「京都で育まれてきた日本の伝統と文化」をテーマに、京都の各界でご活躍の皆様を講師にお招きし、各々の視点から「京都」の魅力を語っていただきます。
西暦前5世紀ごろ、ブッダとなって仏教教団を誕生させたガウタマ・シッダールタ(釈尊)。釈尊の活動を支え、教えをつないだ弟子たちの姿は、仏教経典の中に物語となって伝えられています。
本展では最も活躍した10人の直弟子(十大弟子)や、涅槃時に後を任された16人の高弟(十六羅漢)をはじめとする出家者、在家信者らの個性や生活に注目。彼らの姿を絵画や彫刻、仏教経典を通して紹介します。
日本を代表する美しい花木で、吉祥の花として古くから愛され多くの絵画や工芸品のモチーフとして取り上げられてきた「椿」。
本展では、椿をテーマにした美術品の収集で知られるあいおいニッセイ同和損保コレクションから、尾形光琳・乾山の工芸品をはじめ、横山大観・村上華岳・徳岡神泉・奥村土牛・堀文子などの日本画、岸田劉生・熊谷守一などの洋画もあわせた57点の作品を展示します。
橋本花・牧進・鳥海青児など、京都で紹介される機会の少ない作家の作品にも注目です。
豪華メンバーによる、椿をモチーフにした作品の数々をお楽しみください。
また、堂本印象美術館コレクションのなかから、
椿を描いた堂本印象作品とスケッチ11点もあわせて紹介します。
《劇場》《海景》等の写真シリーズで世界的に知られる現代美術作家・杉本博司氏。
細見美術館では、自身のコレクションで床飾りのしつらえを行った「趣味と芸術ー味占郷」展(2016)、リスペクトする謎のコレクター夢石庵の美意識を再現した「末法」展(2017)と、杉本氏の視点で日本美術を紹介する展覧会をこれまでに2回開催してきました。
第3回目となる今回のテーマは「表具」。
本展は、杉本氏が自身の作品や古今東西の蒐集品を独自のイメージやセンスで新しい姿に仕立てた”杉本表具”を展観する第一部と、杉本氏が細見コレクションから選んだ作品と”杉本表具”が競演する第二部からなる二部構成で、数寄者・杉本氏の美意識と表現世界に迫ります。
※会期中展示替え有
前期:4/4(土)~7/12(日)
後期:7/14(火)~9/6(日)
祇園祭の展覧会を開催します。
山鉾を飾る希少な懸装品や装飾品等から、京都の祇園祭の全貌が見られます。
さらに、山鉾に込められた物語や歴史、その技術と芸術から、祇園祭の本質に迫ります。
樂焼の代表といえば、赤茶碗、黒茶碗ですが、樂歴代はさまざまな茶の湯の道具も手がけました。それらの作品は、緑や黄、赤など彩り豊かに表現されています。本展では、樂歴代が作り出した茶碗を中心に、茶の湯の「用」にあわせた作陶の広がりをご覧いただきます。
スヌーピーが発見した、タイムカプセル。
鍵をあけた途端に中身は飛び出して空っぽに・・・
タイムカプセルから飛び出した思い出をPEANUTSギャングと一緒に探しに行こう!
PEANUTSコミック生誕70周年を記念したイベントを開催。展示を年代ごとに分け、その変遷をお楽しみいただけます。大人も子どもも楽しめるフォトスポットやイベント限定商品など盛り沢山の内容でお届けします。
エントランスでは、イベントオリジナルの鍵を持ったキャラクターたちがお出迎え。入場チケットをご購入の方には、展示内で遊べるキットとして無料で鍵をお渡しいたします。スヌーピーたちと一緒に思い出を探しに出かけましょう!
© 2020 Peanuts Worldwide LLC
国内外にて第一線で活躍するアーティストに加え、推薦と公募により選出された若手作家らが出品する「ARTISTS’ FAIR KYOTO(アーティスツ フェア キョウト)2020」を開催します。現代アートが集う新感覚のアートイベントをお楽しみください。
夜の京都水族館に小学生のお子様と保護者様のペア150組300名を無料でご招待します!
明治時代以降、日本画の重要なジャンルとして多くの画家により描かれた「美人画」。本展では上村松園を中心に、東西で活躍した画家による美人画を展示します。華麗な衣装、美しい仕草や表情を巧みに捉えた画家たちの描写力をご堪能ください。
また、このほど新発見された上村松園「雪女」も初公開!
藤原定家が小倉山の地で選んだとされる百人一首。本展では初公開の池田孤邨筆「三十六歌仙図屏風」や定家直筆の小倉色紙などの展示に加え、現代のイラストレーターによる企画展示「百人一首って」も同時開催します。時を超えて愛される百人一首の世界をお楽しみください。
2008年より10年以上にわたり開催してきました「京都 日本画新展」。京都ゆかりの若手作家たちが日本画を描くことを応援し、その活動の場を提供してきました。現在では本展に出品した多くの作家が多方面で活躍しています。今回も京都ならではの日本画展として「京都 日本画新展」を開催します。大賞、優秀賞、奨励賞受賞作をはじめ、推薦委員から推薦を受けた20~40歳代までの40作家の作品を一堂に展覧。あわせて推薦委員の新作等も発表します。新たに展開する本展にご期待ください!
※作品は大賞 監物紗羅「心の音」
「森山良子コンサートツアー2020~Prime Songs~
」を開催します。透き通った歌声をご堪能ください。
新春を飾る恒例の「関西フィルハーモニー管弦楽団 ニューイヤーコンサート2020」を開催します。新年にふさわしい華やかな演奏をお楽しみください。