第5回 続「京都 日本画新展」推薦委員の先生によるギャラリートーク報告 特集vol.3

第5回 続「京都 日本画新展」推薦委員の先生によるギャラリートーク報告 特集vol.3

美術館「えき」KYOTOにて行われた第5回 続「京都 日本画新展」のギャラリートークの様子をお伝えします。
1月30日(火)は推薦委員の林潤一先生(日本画家)が、会場に駆けつけた出品作家の皆さんと作品を前にお話をされました。
先生との対話の中で、作家が作品を制作する上で強く意識した点や、何に心を動かされ制作に取り組んだのかなどを知ることができ、大変貴重な機会となりました。

優秀賞 北島文人さん「思い出」

作家の皆さんが作品に込めた熱い思いを聞きながら、一人一人に対して丁寧にアドバイスをされる林先生。
「絵を描くというのは、自分の世界を探すということ」「いつも同じような作品ばかりを描くのではなく、モチーフや色など、様々な要素を少しずつ変えて描いていくことで、次の世界が見えてくる」とお話しされていたのが印象的でした。

河野雄大さん「さざめき」(写真上)、高田凱月さん「黙連」(写真下)

前田恭子さん「春を告ぐ」(写真上)、吉原拓弥さん「草叢」(写真下)

「皆さんに今ある課題は、次々と作品を制作していくことだと思います。時間のある限り、作品を制作し続けてほしい」と林先生から若手作家の皆さんに励ましの言葉が送られました。
先生からのアドバイスを受け、出品作家の皆さんが今後どのような作品を制作されるのか、今から楽しみです。