第5回 続「京都 日本画新展」推薦委員の先生によるギャラリートーク報告 特集vol.2

美術館「えき」KYOTOにて行われた第5回 続「京都 日本画新展」のギャラリートークの様子をお伝えします。
1月29日(月)は推薦委員の竹内浩一先生(日本画家)が、会場に駆けつけた出品作家の皆さんと作品を前にお話をされました。
実際に作品を目の前にして先生の解説と出品作家の声を聞くことができ、来場者の皆さんも聞き入っていました。

「これはどんな描き方をしているの?」と竹内先生から作家の方へ質問される場面もありました。作家からは、「箔を裏から貼っています」「独自の技法によって、画面上で結晶を精製させています」など、竹内先生も驚くような制作話も。
新しい表現方法を探ろうと、様々なことに挑戦する作家の皆さんの探求心の強さが感じられました。

山田衣織さん「月守り」(写真上)、中村貴弥さん「結晶山景図」(写真下)

岸田尚子さん「洸」(写真上)、早田栄美さん「Caries」(写真下)

試行錯誤を続けて作品を制作している作家の皆さんに、「色の塗り方が丁寧で、発色も良い」、「これからの作品も楽しみにしています」と先生から優しい言葉がかけられる場面も。
和やかな雰囲気の中で日本画談義に花が咲いたギャラリートークとなりました。