「日本画八人展」が7月30日(日)までArt Space-MEISEIで開催中です。
本グループ展の開催は4回目。出身大学や、所属会派(日展・創画会)の垣根を越えて、精力的に活動する8人の作家によるグループ展です。グループ展は自身が興味を持っている表現方法を存分に試し、発表することができるのも所属会派での団体展とは異なる魅力なのだそうです。
出品作家の田中達也さんに会場で作品解説をしていただきました。「子どもの頃、祖父の工場でよく遊んでいました。その影響もあるのか新しいモノよりも朽ちたモノや時間の経過を感じさせるモチーフをよく描いています」と田中さん。本展にもドライフラワーを描いた作品が出品されています。背景には古くなった洋書が使用されており、より一層画面の中心に描かれたドライフラワーを引き立てています。
会場内には、宇宙を表現した作品や箔を存分に使用した抽象的な作品も展示されており、田中さんの多彩な表現をご覧いただけます。「惑星の部分、岩絵具などで描いていると思われるかもしれませんが実は銀箔を使用しています。箔を焼くことで酸化させて色を変化させているのです。」と解説してくださいました。その他、銀箔のみを使用し、工夫を重ねることで様々な色彩、風合いを表現してされている抽象的な作品も必見です。
<展覧会概要>
展覧会名:「日本画八人展」
日時:2017年7月18日(火)~7月30日(日)11:00~18:00
※24日(月)は休廊、最終日は17:00まで
場所:Art Space-MEISEI
(京都市中京区寺町通竹屋町上ル行願寺門前町3)
<「京都 日本画新展」関連の出品者>
石田翔太さん、権 美愛さん、山内 登喜雄さん