会派を超えた京都画壇の総合的な団体「京都日本画家協会」による「2017京都日本画家協会 第5期展」が28日(水)から7月2日(日)まで京都文化博物館で開催中です。
本展には「京都 日本画新展」の出品作家の作品も多く出品されています。
本日は、小西通博氏、大野俊明氏、西久松吉雄氏、金澤徹氏によるギャラリートークが開催されました!
大野俊明氏は、「京都 日本画新展」の推薦委員を務めていただいています。
トークのなかでは「京都 日本画新展」の出品作家のベリーマキコさん「寸刻」についてもお話されていました。
会場では、大野俊明氏と「京都 日本画新展」の出品作家の岸田尚子さんにそれぞれ出品作品についてお話を伺うことができました。
大野先生の作品名は「花時」。「京都・洛北のアトリエの近くにあるお寺の風景を描いた作品です。桜の咲く時期に一瞬だけ桜のピンク色が映え、とても美しいのです。」とお話くださいました。桜が咲く一瞬だけみられる美しい風景を描いていることから「花時」と作品名を付けているそうです。
続いて、岸田尚子さんの作品は「水面 ― みなも ―」。神戸の貯水所を描いているそうです。「写生をしたのは、夕刻頃です。水や空気、風を描き出すことに興味を持っています。」と語ってくださいました。水、空気、風など形はないけれど存在する風景が描きこまれていてとても美しい作品です。
様々な画風が一堂に並ぶ国内随一の規模を誇る日本画展をぜひお見逃しなく!
<展覧会概要>
展覧会名:「2017京都日本画家協会 第5期展」
日時:2017年6月28日(水)~7月2日(日)10:00~18:00
場所:京都文化博物館 5階展示室
(京都市中京区三条高倉)