現在「細見コレクション 集う人々ー描かれた江戸のおしゃれー」が開催中の細見美術館。今年の1月には特別展「日本の色-吉岡幸雄の仕事と蒐集-」が開催され、関連イベントとして「特別展示 吉岡幸雄 季節の飾りと書斎再現「俤」」が行われました。今回は染司よしおかの協力のもと、七夕をテーマにした室礼が7月31日・8月1日の2日間で特別公開されました。(なお13(金)、14(土)、15(日) 10:30~15:30でも公開を予定。詳細は細見美術館公式Twitterをご覧ください。)七夕は棚機(たなばた)に由来し、糸や針の技の上達を願う「乞巧奠(きっこうでん)」の儀とも呼ばれます。染織に携わる者にとって、とりわけ大切な節句です。吉岡氏が青・赤・黄・白・黒に紫を加えた六彩を梶の葉、繭玉とともに展示します。その模様をご紹介します。
入り口
【展示構成】 床 染和紙「天の川」 朱塗り高盤に梶の葉 糸巻 五彩の糸かざり 脇 梶の葉かざり 吉岡幸雄 遺影 糸巻 書院 糸巻 室中 生糸 みすや針 糸巻棚 繭玉 糸巻 梶の葉に六彩の染布 (陰陽五行の色、青・赤・黄・白・黒に吉岡の思い深き高貴の色、紫を加えたもの) 六彩の綛糸 糸巻 |
お茶室を見学したい方は、銅鑼を鳴らしてスタッフの方へ伝えます。
染和紙「天の川」 朱塗り高盤に梶の葉 糸巻 五彩の糸かざり
可愛らしい糸巻があちこちに並んでいます。
梶の葉かざり 吉岡氏の遺影 糸巻
繭玉 糸巻棚 糸巻
みすや針 生糸
つやつやとした生糸にみすや針が。
梶の葉に六彩の染布
陰陽五行の色、青・赤・黄・白・黒に吉岡の思い深き高貴の色、紫を加えたもの。
「日本の色展」ではガラス越しに展示されていましたが、今回の展示では直に色を楽しむことが出来ます。
六彩の綛糸
つややかで美しい絹糸。
13(金)、14(土)、15(日) 10:30~15:30を予定。 ※止むを得ず公開日時を変更する場合があります。公開状況は細見美術館公式Twitterをご覧ください。 |
8月15日まで開催、展示の様子はこちらから