松伯美術館で開催中の展覧会 上村淳之米寿記念 Ⅰ「上村松園・松篁・淳之 三代展 -日本画の行方―」をご紹介します。
上村淳之 米寿記念 Ⅰ
「上村松園・松篁・淳之 三代展 ―日本画の行方―」
松伯美術館
2021年3月9日(火)~5月9日(日)
上村淳之は、祖母 上村松園、父 上村松篁の身近な薫陶の下に独自の画業を築き、米寿を迎える今もなお、七十年にも及ぶ制作活動に熱い情熱を傾けています。Ⅰ期では、淳之の秀作を中心に、松園・松篁の〝上村三代″の作品を展観します。同館所蔵作品のほか秀作を多数おりまぜて〝若き日の淳之の制作への深い想い″を探りながら、三代に受け継がれた美の系譜を紹介します。
たとえ、道端に咲くありふれた一輪の花であっても、心の目でしっかり見つめれば、花の「いのち」を尊く描くことができよう。日本画は、それを目的として描くのである。 |
上村淳之「「晨Ⅰ・Ⅱ」
1978年 国立国際美術館蔵
上村淳之「雁金」
1988年 京都市美術館蔵
上村淳之 「蓮池」
2000年 松伯美術館蔵
その他、
●上村松園 「月と花(藤原時代春秋)」1933年 個人蔵、「雪」1940年 松伯美術館蔵、
●上村松篁 「春静」1983年 松伯美術館蔵、「冬暖」1933年 松伯美術館蔵 など
約35 点(素描、下絵を含む)を展示。
●展覧会名 上村淳之米寿記念Ⅰ「上村松園・松篁・淳之 三代展-日本画の行方-」 |
【第Ⅱ期は、上村淳之 米寿記念Ⅱとして、『上村松園・松篁・淳之 三代展 -鳥たちに魅せられて―』と題し、5月15日(土)~7月25日(日)の会期で開催予定】
【松伯美術館 過去紹介ページ】
開館25周年記念 特別展「上村松園・松篁『日本画の心』展 ~真善美を求めて~」