松伯美術館 開館25周年記念
特別展「上村松園・松篁『日本画の心』展 ~真善美を求めて~」
松伯美術館の開館25周年を記念し、特別展「上村松園・松篁『日本画の心』展 ~真善美を求めて~」が開催中です。
松伯美術館外観
日常を丁寧に美しく生きる市井の女性を愛おしみ、その生き様を「美人画」に託した上村松園。
その子で、様々な生き物たちと真摯に向き合い、自然との共生という慈愛に満ちた世界観を「花鳥画」として描いた上村松篁。
この親子2人の描く対象を異にしながらも、ともに「真善美」を求め、格調高く清らかな芸術世界を追求し表現し続けてきました。
本展ではこうした2人の画業を振り返り、松園・松篁の母子2代の名作約40点を一堂に展観します。
《主な展示作品》
上村松園
「序の舞」[重要文化財]昭和11年(1936)東京藝術大学蔵
「雪月花」昭和12年(1937)宮内庁三の丸尚蔵館蔵
「鼓の音」昭和15年(1940)松伯美術館蔵
「月と花(藤原時代春秋)」昭和8年(1933)個人蔵 ※初公開
上村松篁
「丹頂」昭和55年(1980)松伯美術館蔵
「星五位」昭和33年(1958)東京国立近代美術館蔵
「立葵」昭和46年(1971)京都市立芸術大学芸術資料館蔵
「樹下幽禽」昭和41年(1966)日本芸術院蔵
《展示会場内の様子》
先日、本展の内覧会が開催されました。内覧会では松園の孫で松篁の子である上村淳之館長が作品を解説しながら
松園、松篁それぞれとも思い出のエピソードをお話くださいました。
《展覧会概要》
会 期 :2019年 10月 26日(土) ~ 11月24日(日)※会期中無休
会 場: 松伯美術館(奈良県登美ケ丘2丁目1番4号)
主 催: 公益財団法人 松伯美術館、読売新聞社
後 援 :NHK奈良放送局
開館時間 :10:00 ~ 17:00 (入館は16:00まで)
入 館 料 :大人1,200円・小中学生600円
※20名以上は団体割引1割引
※障がい者手帳のご提示によりご本人と同伴者1名まで2割引