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【ことしるべ美術クラブ スタッフおススメのアートスポット!vol.126】 名都美術館 <所蔵品展> 美人画LOVE -艶めく、色めく、華やぎの美-

【ことしるべ美術クラブ スタッフおススメのアートスポット!vol.126】 名都美術館 <所蔵品展> 美人画LOVE -艶めく、色めく、華やぎの美-

<所蔵品展> 
美人画LOVE
-艶めく、色めく、華やぎの美-

時代を超えて今なお高い人気を誇る近代の美人画。本展では、名都美術館のコレクションより選りすぐりの美人画を展覧し、5つのテーマでお楽しみいただきます。

美人画は、装いや色彩の取り合わせなど女性の容姿、内面の美しさを表現する画題として多くの人に愛されてきました。しかし、近年は女性を題材とする作品は人物画や肖像画とみなされ、美人画という概念が希薄になりつつあります。美人画に馴染みの薄い方にも興味を持っていただけるように、また美人画好きの皆さまにはさらに関心を高めていただけるよう5つのテーマを設け展覧会を構成しました。上村松園、伊藤小坡、鏑木清方、伊東深水など、お馴染みの名品も見方を変えれば新たな世界が広がります。画家の個性、表現の多様性に彩られた女性美をご堪能ください。

また、今回は近年収蔵品に加わった伊藤小坡《薫香》、伊東深水《清水》、三宅凰白《春秋遊楽図》も初公開します。

◇展覧会の見どころ◇

「5つのテーマで楽しむ美人画LOVE」。気軽に楽しく美人画を紹介!5つの章立で美人画の魅力をお伝えします。

第1章 「物語を読み解く」
皆さんがよく知る物語の世界も登場します。画家たちは、物語をどう捉え、どのような作品に仕上げたのでしょうか。

第2章 「動きに注目」
おしとやかな女性をイメージしがちな美人画。今回はそんなイメージをくつがえす作品が盛りだくさんです。

第3章 「耳をすませば」
画面の中に響く音。皆さんもどんな音が聞こえるか、耳をすませてみてください。

第4章 「芸事を楽しむ」
型に込められた芸の心。画面に漂う深い精神性に注意を払って鑑賞してみましょう。

第5章 「季節を味わう」
当たり前に自然を楽しむことの尊さ。ステイホームでなまった感覚を取り戻し、自然美を堪能してください。

◇展示作品のご案内◇


上村松園 《わか葉》 昭和15年(1940) 名都美術館蔵


伊東深水 《ささやき》 昭和34年(1959) 名都美術館蔵


伊藤小坡 《薫香》  制作年代不詳 名都美術館蔵  
初公開作品

※その他、鏑木清方、三宅凰白、月岡榮貴など、本画に加え、大下絵やスケッチなど約40点をご紹介します。
 

最後に、[ことしるべ]読者に向けて、本展担当者よりコメントを頂戴しましたのでご紹介します。
” 日本画というと堅苦しいイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
でも、今回ご紹介するのは、愛らしく、美しく、気品に満ちた女性たち。
画家のこだわりが詰まった画面は、観ているうちに絵の中へと引き込まれ、 皆さんの気分を明るく、楽しくしてくれること間違いなしです! 名都美術館が誇る美人画コレクションをこの機会にぜひご堪能ください。”

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◆◆過去に取り上げた名都美術館の展覧会情報◆◆

<所蔵品展> 故郷から羽ばたく画家たち - 中京出身の画家、川合玉堂、伊藤小坡、前田青邨を中心に -
特別展「鏑木清方 - 清くあれ、潔くあれ、うるはしくあれ -」

◆<所蔵品展> 「美人画LOVE -艶めく、色めく、華やぎの美-」
●会  場:名都美術館(愛知県長久手市杁ケ池301番地)HP http://www.meito.hayatele.co.jp/
●アクセス:名古屋から名古屋市営地下鉄東山線「藤が丘」、「東部丘陵線リニモ杁ヶ池(いりがいけ)公園駅」下車 2番出口から徒歩約5分
●開催期間:2020年8月21日(金) ~ 9月27日(日)
●開館時間:10:00~17:00 (入館は16:30まで)
●休館日 :月曜日(9/21(月・祝)、9/22(火・祝)開館、9/23(水)休館)
●料  金:一般700円、大学生400円、中学生以下無料
※障がい者手帳をお持ちの方は無料、付添の方 1名半額 ※20名以上2割引の団体割引あり ※愛知県陶磁美術館有料観覧券(2か月以内)を持参の方は2割引 ※各種割引制度の併用はできません
●主    催:名都美術館
●後  援:京都新聞