歴 史 散 策
「北野を歩く」其の二
現在、京都文化博物館で開催中の「北野天満宮 信仰と名宝―天神さんの源流―」 。
3月2日(土)に関連イベントとして行われた、「北野をあるく」は申し込みが多く早々に定員オーバーになってしまいました。
希望が叶わず参加できなかった方、展覧会を見て北野天満宮のことをさらに知りたくなった方のために、本展担当学芸員でイベント企画者でもある、京都文化博物館の西山剛さんの協力のもと、[ことしるべ]で北野天満宮内に絞った形で歴史散策「北野を歩く」を3回に分けて再現する、その2回目。
これからあたたかくなる季節に、ぜひ展覧会とあわせて北野天満宮の中の歴史散策も楽しんでみてはいかがでしょうか?
歴史散策「北野を歩く」其の一はコチラ
地図はコチラ → 北野天満宮HP 境内のご案内をご参照ください
● 福部社
北野天満宮における舎人(実務労働を担う下級官人)。
天神が京へ戻るとき、仏舎利をもって付き従いました。
福智内典外典(あらゆる知識)のご利益。本地は毘沙門。
● 白大夫社
天満宮において、酒飯を献じる女房・尼御前とその夫・豊彦が合祀されます。
道真公が大宰府へ下るとき、伊勢の神官でありながら付き従ったという伝承を持ちます。
酒泉五穀・養蚕・旅宿安穏などのご利益あり。本地は不空羂索観音。
● 三光門
北野天満宮の中門。三光門の別称を持ちます。
掛けられる額は、後西天皇による勅額。三光とは、日・月・星を指し、梁の間に彫刻があることがその名の由来ですが、星の彫刻は無く、「星欠の三光門」と呼ばれることもあります。