開催期間:2017年4月15日(土)~2017年5月12日(金)
今年で5回目の開催となる「KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭2017」の関連プログラムのひとつ、DAYS JAPAN写真展「一枚の写真が国家を動かすこともある」を紹介します。
★本展の見どころ!!
主催のDAYS JAPANより、4月15日(土)より京都新聞2階ギャラリーで開催(無料)のDAYS JAPAN写真展「一枚の写真が国家を動かすこともある」の見どころ、注目の作品についてのコメントをいただきましたので、ここに紹介いたします。
◆フォトジャーナリズム月刊誌DAYS JAPANが毎年開催している写真賞「DAYS国際フォトジャーナリズム大賞」は日本で初めての本格的な国際レベルのフォトジャーナリズムの賞です。
戦争、紛争、飢餓、貧困、女性問題、子どもの労働、環境問題など、命の現場を捉えた作品が世界中から届けられます。
その中には、普段メディアなどでは伝えられず、だれにも届かずに消え行く声も、たくさんあります。
命の危機に瀕している人たちの現場に入り、取材をしているのが、フォトジャーナリストたちです。
危機に瀕する人々の声をできるだけ遠くへ届け、そして、取材をするフォトジャーナリストたちを支援することがこの賞の目的でもあります。
DAYS JAPANは2004年の創刊から「一枚の写真が国家を動かすこともある」をスローガンの一つとして掲げ、多くのフォトジャーナリストの作品を伝えてきました。
今、起きていることを知ってもらえることで、一人でも多くの人の命が救われ、次の希望につながることを願って、この写真展を開催いたします。
◆今回展示する作品のひとつ、林典子さんが撮影した「キルギスの花嫁誘拐」は、2013年世界最大規模の報道写真祭VISAで「ビザ・ドール(金賞)」を日本人で初受賞した作品です。
若い男性が女性を誘拐し、無理やり結婚させるという習慣が2000年代になったいまも行われているという事実に、多くの人が衝撃を受けました。
第9回DAYS国際フォトジャーナリズム大賞3位「キルギスの花嫁誘拐」@林典子/Panos Pictures
◆他では、小児ガンを持つ母親を追ったフォトストーリー「母の旅 小児ガンの子とともに」もぜひ多くの人に見ていただきたい作品の一つです。
この写真は幼い少年の闘病記であるだけでなく、命の尊さ、家族の絆、人同士が支えあうこと。
そして、最後の時を家族とともに過ごすことが、どんなに大切なのかを気づかせてくれます。
普段忙しい生活を送っていると、世界の出来事に思いをはせたり、家族の関係について考える機会は少ないという方も多いと思いますが、この機会に足を止めて写真から何かを感じていただければと思っています。
第3回DAYS国際フォトジャーナリズム大賞3位「母の旅~小児ガンの子とともに」©レネ・C・バイヤー
◆また立命館国際平和ミュージアムでは、9.11後の世界、今年第3次中東戦争から50年をむかえるパレスチナ、増え続ける難民たちなど世界の今に目を向けた作品を中心に展示をしています。
こちらは、7月9日まで開催していますので、ぜひこちらも見ていただきたいと思います。
●同時開催
「DAYS JAPANフォトジャーナリズム写真展」
立命館大学国際平和ミュージアム 2017年度春季特別展 KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭2017関連プログラム
会 場:立命館大学国際平和ミュージアム
会 期:4月15日(土)~7月9日(日)
時 間:午前9時30分~午後4時30分(入館は午後4時まで)
休館日:月曜日、4月30日(日)、5月6日(土)
料 金:大人400円(350円)、中高生300円(250円)、小学生200円(150円)
※( )内は20名以上の団体料金
詳細はコチラ
●関連企画
映画上映会&広河隆一講演 ドキュメンタリー映画『広河隆一 人間の戦場』 (終了いたしました)
詳細はコチラ
●KYOTOGRAPHIE2017の[ことしるべ]での紹介はコチラ
●美術館「えき」KYOTOとのゴールデンウィーク特別共同企画
4月26日(水)~5月14日(日)に開催される「アニエスベーフォトコレクション amour,amours...dans ma collection de photographies agnès b.」の紹介はコチラ
開催期間 | 2017年4月15日(土)~2017年5月12日(金) |
---|---|
時間 | 午前10時~午後5時 |
休館日 | 日曜日・祝日 ※5月4日(木・祝)は開館 |
会場 | 京都新聞2階ギャラリー 京都市中京区烏丸通夷川上ル |
料金 | 無料 |
お問い合わせ | DAYS JAPAN 電話:03-3322-4150 |
主催/後援など | 主催:株式会社デイズジャパン 共催:京都新聞 |