今年で最終回となる「創工会 × 和中庵 in 鹿ケ谷 the ファイナル」。ノートルダム女学院中学高等学校構内の和中庵において工芸美術 創工会の会員による展覧会を開催します。
歴史ある和洋建築の空間に、陶芸、漆芸、染色、硝子、金工、金石、人形、木工の作品を展示します。
同時開催の「小さき逸品展」とあわせ、ぜひご覧ください。
江州音頭を踊って琵琶湖の水資源に感謝するお祭り「江州音頭フェスティバル京都大会」を開催します。
京滋地区を中心に伝承されている民謡に合わせ、皆さん一緒に踊りましょう!(参加無料)
1912年に設立され、文展、帝展、日展の中核として発展し、一世紀以上の歴史を刻んできた光風会。111回目の今回は絵画部、工芸部の会員、会友、一般入選の作品129点を展示します。
空間に広げて鑑賞された「屛風」と、手で開き巻きながら鑑賞された「絵巻」。
本展では、豊臣秀吉の花見行列を描いた《豊公吉野花見図屛風》や、室町幕府第11代将軍足利義澄が愛蔵していた《硯破草紙絵巻》など、細見コレクションを中心に、二つの異なる形式の絵画の特質に触れるとともに、個々の作品の魅力をお楽しみください。
2012年の放送開始以来、根強い人気を誇る長寿番組「岩合光昭の世界ネコ歩き」(NHK)。
ヒトだけでなく、テレビにかじりついて見入るお家のネコたちにも大人気の番組です。
コロナ禍で海外への取材が出来なかった2年7カ月を経て、2023年より待望の海外ロケが再開!岩合さんはこれまでにも増して、精力的に世界中のネコと出あう旅を続けています。
本展は、ヨーロッパに焦点を当てた写真展で、光とともに、歴史を感じる街並みや脈々と受け継がれてきた人々の営みの中で暮らす、魅力的で個性豊かなネコたちを紹介しています。
世界遺産に登録されている絶景とネコも多数、登場します。ネコたちのかわいい仕草や表情、動きはもちろん、ヨーロッパ各地の美しい風景もお楽しみください。
将来のお金の不安、何から始めたらいいかわからない…そんなあなたに!「知識ゼロ」でも安心して学べるマネーセミナーを開催します。将来のために、今できることを一緒に考えてみませんか?ぜひお気軽にご参加ください!【参加無料※要申込】
大学入試を控える生徒・保護者の皆さんを対象とした「大学進学フェスタ in KYOTO 2025春」を開催します。 地元・京都を中心に、関西・首都圏から資料参加を含め48の大学が出展する進学相談会です。入試の特徴や学校生活について各大学担当者に直接質問できるほか、一般・推薦入試対策に関する講演会、大学担当者による大学個別説明会、現役大学生や卒業生・受験のプロスタッフへの相談も実施します。 入試対策はもちろん日常の学習に関する疑問や不安を解消する場としていただけるよう、ぜひご参加ください!
美人画で知られる日本画家・伊東深水の京都では19年ぶりとなる回顧展を京都府立堂本印象美術館にて開催します。
浮世絵の伝統に立ちながら現代風俗に向き合い、はつらつとした明るさの中に色香を漂わせる女性美を表現して独自の画境を築いた、深水の世界をお楽しみください。
美術館新館では日本画家・堂本印象が描いた女性像も紹介します。
※会期中展示替え有
前期:4月15日~5月6日、後期:5月8日~6月1日
明治時代、西本願寺の鏡如新門(大谷光瑞、後の第22世鏡如宗主)が、仏教の伝播を探るため、一宗派の事業として組織した大谷探検隊。三度にわたるインド・中央アジアの調査で、最後を飾ったのが隊員・吉川小一郎です。
彼は明治44年(1911)5月に日本を出発し約3年間、中央アジアの仏教遺跡を調査しました。この中で、特にトルファン地域では延べ6ヵ月間にわたり、仏教遺跡や古墳群の発掘調査を行い、古墳からはミイラや数多くの副葬品、葬送儀礼に使用された紙片が出土しました。これらは当時の社会・経済・文化に関する貴重な資料となり、その後の敦煌・トルファン学の進展に大いに貢献しました。
本展では、生誕140年を機縁として、吉川小一郎が探検地である中国や中央アジアから家族宛に送った多くの書簡や古写真、そして自身の回顧音源(すべて初公開)を中心に、大谷探検隊の実像と吉川小一郎の人間像に迫ります。
江戸時代絵画を代表する絵師として知られる伊藤若冲(1716~1800)。若冲の精緻な描写、鮮やかな色彩や自由闊達な水墨表現は、対象を独自の視点で捉えたみずみずしい絵画世界を形成し、多くの人を魅了しています。
本展では、若冲とその弟子とされる若演の作品など、若冲と江戸時代絵画の豊かな表現をご紹介します。
1795年、ロシア・プロイセン・オーストリアによる分割以降、123年の間独立を失ったポーランド。国を失った人々が自らのアイデンティティーのよりどころとしたのが、芸術そして文化でした。その中心地として重要な役割を果たしたのが、古都クラクフです。
19世紀後半、ポーランドの歴史や文化的逸話を大きなスケールで描き名声を博したのがヤン・マテイコです。クラクフ美術学校校長を務めた彼のもとからは、数多くの若き芸術家たちが巣立ちます。彼らは、祖国の独立を願いつつ、そこに自らの心情を結びつけ、象徴性に富み色彩豊かな独自の芸術を広い分野で展開しました。〈若きポーランド〉と呼ばれた彼らは、同時代の西欧の美術や浮世絵などの日本美術を貪欲に吸収しつつ、地方に残る伝統文化を発見・再解釈しながら、ポーランドの「国民芸術」のあるべき姿を模索しました。本展では、マテイコを前史とし、〈若きポーランド〉が生み出した芸術を包括に、日本で初めて紹介します。
本展はクラクフ国立博物館の全面的な協力のもと、クラクフ国立博物館を筆頭に、ワルシャワを含む複数の国立博物館や多くの個人所蔵家から招来した、マテイコそして〈若きポーランド〉の数多くの絵画ならびに版画、家具やテキスタイルなどの工芸品を含む約130点によって、前世紀転換期に花開いたポーランド美術の神髄をご覧いただきます。
京都東山・鹿ヶ谷の地にて開館以来65年目を迎える2025年春、泉屋博古館は1年の改修工事を経て装いを新たに再び始動します。リニューアル記念名品展の第一弾は、一貫して活動の核としてきた住友家伝来の美術品を中心に、日本、中国、朝鮮の古代から近世にいたる美術工芸の代表作を精選してご紹介します。
世界的前衛芸術家・草間彌生(1929年~)の版画の世界をご紹介する展覧会です。
草間彌生は1993年第45回ヴェネチア・ビエンナーレにおいて、日本を代表する作家として世界の舞台へと立ちますが、その前後で積極的に版画制作に取り組んだことも、現在の評価につながる大きな原動力となりました。
草間彌生は1979年に版画作品を初めて発表します。そこには米国から帰国後の死や苦悩をテーマにした作品とは対照的に、華やかなモチーフが色彩豊かに表現されています。それまでの抽象的な表現に加え、南瓜、ドレス、葡萄、花や蝶など日常的なモチーフが網目や水玉で構成され、明瞭な色彩をまといます。
網目や水玉の増殖が創作活動の根幹にあった草間と、複製芸術である版画は必然的に出合ったと言っても過言ではないでしょう。
近年は、富士山を主題に浮世絵の木版画の技法を用いた連作や、モノクロームの大型シルクスクリーン作品「愛はとこしえ」シリーズなど、特徴的な作品を発表しています。
本展覧会では、世界最大級の草間コレクションを誇る草間彌生の故郷・長野県松本市にある松本市美術館が所蔵する版画作品に作家蔵の作品を加えた約330点で草間彌生の版画芸術の魅力と軌跡を展観します。
囲碁愛好家を対象とした「第47回京都府民囲碁まつり」を開催します。京都府民の方はもちろん、京都府民以外の方も参加できます。みなさまのご参加、お待ちしております。
フラワーアーティストの東信は、これまで幾多の表現を通じて花や植物の美しさや可能性を探求してきました。
世界各地で巨大なBotanical Sculptureといった革新的なインスタレーションを手がける一方で、花が咲いて朽ち果てるまでの変容を捉えた映像作品から子ども向けのアニメーション制作まで、常に花の持つ無限の可能性と命の尊さに対峙してきました。こうした活動の中で、2018年頃より、彼の関心は花の内部構造へも広がりを見せ、レントゲン撮影を通じた未知の領域への挑戦がスタートしました。
本展覧会では、長年にわたり新聞を印刷してきた面影を遺す京都新聞印刷工場跡地の大空間を舞台に、その X 線写真撮影時のフィルム原版および CT スキャンで撮影した映像を展示します。
技術の進歩により、これまで目にすることのなかった世界が可視化され、私たちは新たな視点で植物の微細で崇高な世界を目撃することになります。暗闇の中に光るその先に、多様で神秘に満ちた植物の世界が静かに立ち現れるでしょう。
樂焼は、「樂家の当主」による個人の作品の連続がその根幹を支え、連綿と数百年も続いてきました。現在十六代を数える樂家では、初代「長次郎」から全ての代の茶碗が残され、それぞれが初代の模倣ではなく、作者独自の視線や考えが色濃く落とし込まれています。「茶碗には、その人が宿る」ともいわれるように、さまざまな時代の中、必死に生きた歴代の痕跡が茶碗に込められる茶碗を通し、「茶」に対する想いや美意識、魅力を感じていただきます。
1944年中国四川省生まれで、現在、上海を拠点に活動する画家・方攸敏(ファン・ユーミン)による、中国の書や絵画の伝統を今に伝える作品が、醍醐寺霊宝館で観られます。
力強い筆致で花を描くその作風から「花王」と称され、上海画壇では避けられない存在となっている方氏による醍醐寺への奉納作品「醍醐桜」ほか作品約20点を、醍醐寺の桜とともにお楽しみください。
半世紀以上、海と海に生きるものたちを撮り続けている水中写真家、中村征夫(1945- 秋田県生まれ)。水面下から広がる雄大な海には、それぞれ生きものたちが暮らすユニークな楽園(社会)が存在します。色や形など、見れば見るほど色彩豊かな海の世界。うっかり見逃してしまうような海の生きものたちを、100点を超える写真作品で紹介します。2024年9月、初めて京都の海に潜った際の撮りおろし最新作も特別展示します。笑い顔や泣き顔、すまし顔など、まったく人間と変わらない個性溢れる生きものたちとの一期一会を、写真家のユーモア溢れるコメントと共にお楽しみください。
京都を中心とした現代陶芸界は、世界的にみても作家の層が厚く、田嶋悦子は1980年代に関西のエネルギー溢れる自由な気風のなかで、女性の立場からの彩色豊かな官能的な作品を発表し注目を集めました。
1990年代からは、ガラスと陶を組み合わせた作風へと変貌をとげ、現代陶芸の領域を広げてミックストメディアの作品を制作しています。田嶋悦子は陶にはないガラスの透光性や質感に惹かれて、陶との組み合わせによる表現の効果を発揮させています。
作品のモチーフは花を基調とした植物的な形態であり、陶とガラスの素材感が違和感なく調和し、陶土の重量感はなく、拡張する作品空間が軽やかな雰囲気を漂わせています。
本展では、今回新たに制作された、鍵善良房の菓子詰合せ『園の賑い』をイメージした作品を中心に、1980年代から現在までの作品を展覧いたします。透過する光と作品表面の表情による、蠱惑的な世界を是非ご堪能ください。 出川哲朗(大阪市立東洋陶磁美術館名誉館長)
壁や床に映し出された作品の中に入ったり触れたりすることで、魔法を使っているような体験ができます。
色とりどりの光の粒の中に動き回る「的」が出現し、鑑賞者が「玉」を投げて的中させると、噴水のように舞い上がる「SplashDisplay」や、絵本を手に持って、空間を歩き回りながら世界中のさまざまな童話や昔話を描いたピクセルアニメーション作品を鑑賞する「がそのもり」、クリスタルにライトを当てることで、空間に光の虹彩を放つ「アスタリス」など、京都府初公開のものを中心に、子どもから大人までが直感的に楽しめる16作品を展示します。
左写真:的場やすし/山野真吾/徳井太郎 /「SplashDisplay」
/©yasushi MATOBA/shingo YAMANO/taro TOKUI