2018年11月17日

「第3回 日本陶磁協会奨励賞 関西展」受賞作品紹介 vol.4

実用陶器・クラフト部門 京都府知事賞
《貝形蓋向附》 小坂 大毅

自家薬籠中。小坂の造形や表現には彼の中に蓄えられてきた様々な古典や技が見られ、それらが自在に組み合わされていく。具象からデフォルメへと進む二枚貝、外面は天啓赤絵。染付と色絵で描く海藻と魚。蓋を開けると内面は古染付。吹墨の技も使い海藻に魚、海老、蟹、蛸、海亀が。古典に学び、遊び心が加わってかくも楽しき食の器となった。

(評・伊藤 嘉章)「第3回日本陶磁協会奨励賞関西展」図録より

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