京都 日本画新展2025|出品作家紹介=奥田有規さん=

京都 日本画新展2025|出品作家紹介=奥田有規さん=

奥田 有規(おくだ・ゆき)さん

1998 奈良県磯城郡に生まれる
2019 嵯峨美術大学日本画制作展「守破離 −Shu・Ha・Ri−」(アートスペース嵯峨/京都 同22年)
2021 石本正日本画大賞展(浜田市立石正美術館/島根)
   佐藤太清賞公募美術展(福知山市厚生会館/京都他)
2022 上野の森美術館大賞展(上野の森美術館/東京)
2023 嵯峨美術大学大学院芸術研究科修了
   同大学大学院卒業制作展
   京都日本画新展(美術館「えき」KYOTO)

 

◉出品作品

「聲」

<本展出品作について作家より>

学生の頃、飼育されていた金鶏が眠りについた。生前は、凛とした佇まいでこちらを睨みつけていたが、目の前に横たわる姿は小さく見える。鶏小屋の騒がしさとは対照的に、静かに目を瞑り柔らかな雰囲気を纏っていた。鋭さは生きようともがくからこそ宿るのだと感じた。生まれるものには死があることを実感し、言い知れぬ気持ちと向き合いたいと思い制作した。