「京都 日本画新展2022」
出品されている33名の作家を、順番にご紹介します。
森紗貴(もり・さき)さん
1995年大阪府生まれ
京都精華大学美術学部造形学科日本画コース卒業
京都精華大学大学院芸術研究科博士前期課程日本画専攻修了
◉出品作品
「うたかた」
<本展出品作について作家より>
消えてしまいそうな記憶を紡いで想い出の道をなぞってみる。
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山部杏奈(やまべ・あんな)さん
1996年京都市生まれ
京都市立芸術大学美術学部美術学科日本画専攻卒業
京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修了
◉出品作品
「麒麟の花」(きりんのはな)
<本展出品作について作家より>
私は自分に最も近い場所である、自宅の風景をモチーフに制作してきました。日の当たる布のある窓辺と、そこにある植物が生む空間を画面につくり出すことを目指しています。本来の自宅の一角が持つ奥行きから離れ、それでも尚ごく個人的な美しさを持って広がるその光景は、私にとって最も魅力的な対象の一つです。
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吉田松之助(よしだ・まつのすけ)さん
1996年兵庫県生まれ
京都精華大学美術学部日本画コース卒業
◉出品作品
「偶痕map」(ぐうこんマップ)
<本展出品作について作家より>
飼育しているクワガタムシの幼虫が食べ残した餌の跡の形を利用して作品を制作しています。虫が偶然作り出す形と、画面に刷毛で色を塗った時に偶然できた刷毛跡の形がリンクしていると考え、制作しています。今回は幼虫と自分の生きてきた偶痕を描く中でそれが地図のように見えたのでmapというタイトルにしました。
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