「京都 日本画新展2022」
出品されている33名の作家を、順番にご紹介します。
田口涼一(たぐち・りょういち)さん
1981年大阪府生まれ
京都精華大学大学院芸術研究科博士後期課程修了 博士号取得
◉出品作品
「Sound of Silver-秋天-」(サウンドオブシルバー -しゅうてん-)
<本展出品作について作家より>
『晴るるかと思へばくもる秋の空うき世の人の心知れとや』良寛
秋空はその移り変わりやすい様を人の心に喩え、古来多く歌われています。そのような秋空をモチーフとし、銀箔の焼き色を中心に制作しました。秋空が持つ儚さ、うたかたの美しさを感じ取って頂ければ幸いです。
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竹内茉利(たけうち・まり)さん
1992年大阪府生まれ
大阪芸術大学大学院芸術研究科芸術制作専攻修了
◉出品作品
「水路」(すいろ)
<本展出品作について作家より>
とめどなく流れ続ける水のみち。周りの建物や橋も、ゆっくりと時を重ねていきます。流れも一定ではなく、速い時や穏やかな時があり、いつの間にか過ぎてきた日々の重なりに近いものを感じ、表現しました。
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竹村花菜(たけむら・かな)さん
1996年南丹市生まれ
成安造形大学芸術学部芸術学科卒業
筑波大学大学院人間総合科学研究科芸術専攻博士課程前期修了
◉出品作品
「翡翠の風」(ひすいのかぜ)
<本展出品作について作家より>
「翡翠」によく会う時期がありました。街のど真ん中や小さな川など思いがけない場所で出会い、風を切るように私の前を通り過ぎていきました。その姿に魅せられていつか描こうを決めていました。
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