日吉大社  湖都しるべ ~大津歴博「神仏のかたち」編~



比叡山の麓に鎮座する神社で、通称「山王権現」とも呼ばれる。およそ2100年前、崇神天皇7年に創祀され、全国3800余の日吉・日枝・山王神社の総本宮である。猿を神の使いとし、西本宮と東本宮を中心とする境内は国の史跡に指定されている。平安京遷都の際には、この地が都の表鬼門(北東)にあたることから、都の魔除・災難除を祈る社として、また伝教大師が比叡山に延暦寺を開いてからは天台宗の護法神として崇敬を受けている。境内には、約3000本のもみじがあり、関西屈指の紅葉の名所としても知られている。


「山王鳥居(滋賀県指定文化財)と紅葉」


「西本宮本殿(国宝)」


「東本宮楼門(重要文化財)」


日吉大社からの出展物
「獅子・狛犬(東本宮)」(画像は狛犬、体長130cm)

日吉大社東本宮(二宮)の本殿(国宝)回廊に安置。日吉社(現・日吉大社)は織田信長によって元亀2年(1571)に焼失しましたが、社家の祝部行丸(はふりべゆきまる)による熱心な復興活動により、天正11年(1583)には再興の綸旨(りんじ)を得て復興が開始。御神体や本地仏については京都の「七条仏師康正法印」によって造立が行われました。二宮の本殿は文禄2年(1593)に、前年に亡くなった行丸に代わって観音寺詮舜(せんしゅん)が本願となり本殿を完成させています。本像はおそらくこの時に康正一派によって造像されたものです。太造りで迫力がありますが、工芸的な要素を持つ作風から、いかにも桃山時代らしい雰囲気を感じることができます。なお、木造の狛犬としては全国屈指の大きさを誇ります。(『神仏のかたち』展示解説図録より引用)

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■基本情報

住所:滋賀県大津市坂本5-1-1

アクセス:京阪石山坂本線「坂本比叡山口駅」より徒歩約10分

参拝時間:午前9時~午後4時30分

入苑協賛料:大人300円、小人150円

電話番号:077-578-0009

HPアドレス:http://hiyoshitaisha.jp/

■関連情報

「日吉大社もみじ祭り」は11月30日(金)まで開催中です。詳しくはこちらから。

「紅葉ライトアップ」は11月10日(土)~11月25日(日)午後5時~午後8時30分に開催です。
※紅葉の見所は入口赤鳥居から西本宮までの参道です。例年11月中旬以降に見ごろを迎えます。

「ジパング笑楽座」は11月11日(日)午後6時から開催です。詳しくはこちらから。