上村松園と武子
武子は、小学校6年生頃から人物の似顔絵を描くのが得意であったようです。
その技量もあり、大正6年(1917)から美人画で有名な上村松園を師事し絵画を習い始めました。
今回の展示では、武子の人生で10数点しか描かなかった美人画の内、7点を展示しています。
7点の美人画の中には、習い始めた頃と思われる絵画もあります。
上村松園からは画号「松契」を授けられ、松園の美人画の技法を受け継いだ、
上達していく武子の画力の推移を見て頂けます。
九條武子自筆 柳下美人図(京都女子大学蔵)