「描かれた“きもの美人”」ギャラリートーク報告vol.2

「描かれた“きもの美人”」ギャラリートーク報告vol.2

美術館「えき」KYOTO(ジェイアール京都伊勢丹7階隣接)にて1月2日(火)より開幕した「京都市美術館所蔵品展 描かれた“きもの美人”」。
本展覧会では、2019年度内のリニューアルオープンに向け一部閉館中の京都市美術館が所蔵する数ある作品の中から、日本画を中心に、美しく艶やかに描かれた“きもの美人”約40点をご紹介しています。

1月7日(日)は、展覧会公式図録にエッセイをご執筆いただいた服飾評論家の市田ひろみ氏によるギャラリートークを開催いたしました!!
会場内をめぐりながら、きものを楽しむ立場ならではの目線でお話しされました。

「展示作品の10点ほどが正・礼装を纏った女性を、その他は普段着の女性を描いたものです。“ぜいたくは敵”という時代に当時の女性たちは着物を日常着として楽しんでいたことがわかります。また、本展には女性作家の作品も多く並んでいることから、戦前から戦後にかけて筆一本に想いを託して作家として生きた女性たちがいたことにも気づかされますね。」と語られました。

ギャラリートーク後は、市田先生のご厚意で展覧会公式図録をお買い上げのお客様にサイン会を行いました!


1月8日(月・祝)の午前11時からも市田ひろみ氏(服飾評論家)のギャラリートークを行います。また、1月14日(日)の午前11時からは、後藤結美子氏(京都市美術館 学芸員)、1月15日(月)の午後2時からは、山田 諭氏(京都市美術館 学芸課長)のギャラリートークを開催します。(※事前申し込み不要。参加無料ですが、美術館入館券が必要です。※混雑した場合は、入館制限をさせていただく場合がございます)

新春を彩る本展覧会をお見逃しなく!