7月6日(土)午前10時30分より、京都文化博物館フィルムシアターで、現在開催中の「横山華山展」の講演会「《祇園祭礼図巻》と祇園祭の歴史」が行われ、吉田雅子氏(京都市立芸術大学教授)、八反裕太郎氏(本展監修・美術史家)、橋本 章氏(京都文化博物館学芸員)の3名が今回の見どころ作品の一つである「祇園祭礼図巻」をテーマに横山華山と京都祇園祭の深い関係についてわかりやすく紹介してくださいました。
吉田 雅子(京都市立芸術大学教授)氏
はじめに、展覧会の会場である京都文化博物の橋本 章学芸員が京都祇園祭の歴史や成り立ちについて講演。
本展の監修者でもある八反裕太郎氏からは、横山華山が生きた時代背景や京都に根差した作家ならではの視点で描かれた作品から読み解く当時の祇園祭の様子について講演がありました。
最後に、現在は祇園祭の休み山となっている「鷹山」の復興に取り組む京都市立芸術大学の吉田雅子教授から、復興に向けたプロセスや秘話などが明かされると会場からは感嘆の声が上がっていました。
この講演テーマにもなった30メートルにおよぶ、横山華山の晩年の大作《祇園祭礼図巻》を一挙公開する本展。
海外の所蔵作品も含め、横山華山の画業を一挙公開する本展にぜひご来場ください。
8月10日(土)午前10時30分からは、宮城県美術館学芸員の土生和彦氏による講演会「京と東北をつなぐ紅花の風景」を開催します。
今回の展覧会をより深く理解する貴重な機会ですので、ぜひご参加ください。
参加費:無料(当日先着順、本展入場券〔半券可〕が必要)