出品作品の中から「ゆかいなキャラクター」を紹介します。
閻魔大王(えんまだいおう)
(『地獄極楽変相図』白隠筆 江戸時代 静岡・清梵寺より)展示期間:9月23日~10月15日
地獄といえばやはりこのお方。閻魔さまは、実は亡者の罪業を裁く10人の裁判官(十王)の1人で、死後35日の裁判を担当しています。もともとは古代インドの「マヤ」という〝死者の国〟の王でしたが、道教と混交して「閻魔天」となり、よりよい後生を願う人々から信仰を集めました。 本展では、思わずゾッとするような恐ろし~い作品から、ちょっぴり可愛い(?)癒し系の作品まで、多彩な閻魔さまをご紹介します。ぜひあなたのお気に入りの閻魔さまを探してみてください。
(龍谷大学 龍谷ミュージアム学芸員 村松加奈子)