2019年ICOM京都大会及び2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の文化プログラム実施に向けて、世界的に文化政策で有名なアーツカウンシル・イングランドにおいて、博物館に関する責任者であるヘドリー・スウェイン氏をお招きします。イギリスにおける最新文化政策について講演会およびワークショップを開催し、今後の日本、そして京都における博物館事業の発展や国際発信力の向上、人材の育成について考えます。
■ワークショップ
・日時 平成29年9月22日(金) 13:30~17:00
・会場 京都国立博物館 平成知新館 大会議室(京都市東山区茶山町527)
・参加人数 30名(先着順 9月5日(火)までにメールで事前申し込み)
※博物館関係者、芸術・文化教育行政関係者が対象です。
・参加費 無料
・通訳 基本的に英語で進行、ICOM京都大会準備室がサポートします。
■講演会
・日時 平成29年9月23日(土・祝) 13:30~16:00
・会場 京都国立博物館 平成知新館 講堂(京都市東山区茶山町527)
・参加人数 200名
※博物館関係者、芸術・文化教育行政関係者のほか、興味のある方が対象です。
・参加費 無料
・通訳 井上由佳(文教大学准教授)氏による逐次通訳あり
【主催】 ICOM京都大会組織委員会、ICOM日本委員会、公益財団法人日本博物館協会、京都国立博物館 (文化庁「外国人芸術家・文化財専門家招へい事業」) 【共催】 全日本博物館学会、ブリティッシュ・カウンシル 【後援】 アート・ドキュメンテーション学会 【申し込み】 メールの件名に「9月22日(金)ワークショップ申込(氏名)」もしくは「9月23日(土・祝)講演会申込(氏名)」とご記入いただき、本文に氏名、所属、メールアドレス、電話番号をご記入のうえ、9月5日(火)までに下記メールアドレスまでお送りください。 【問い合わせ】 ICOM京都大会準備室 〒605-0931 京都市東山区茶屋町527 京都国立博物館内 電話: 075-561-2127 Email: office@icomkyoto2019.kyoto |
◆英国アーツカウンシル(Arts Council of Great Britain, ACGB)
第二次世界大戦後間もない1946年、戦争への反省と新たな国づくりを目指して発足した。初代会長となった経済学者のケインズは、ナチス・ドイツが芸術を政治的に利用したことに異を唱え、政府から一定の距離を置く「アームズ・レンクスの法則」を提唱、同時に芸術家に対するリスペクトを重視する考え方を打ち出した。1994年、ACGBはイングランド、ウェールズ、スコットランドの3地方に分割され、アーツカウンシル・イングランドは最大規模である。アーツカウンシル・イングランドは、2012年ロンドンオリンピックの際、地球規模で文化、博物館などの専門家と連携し、様々なプロジェクトを推進し、文化プログラムを実施した。
◆へドリー・スウェイン(Hedley SWAIN)
へドリー・スウェイン氏は、長年にわたりイギリスの文化及び博物館政策を担っている政府系機関であるアーツカウンシル・イングランドにおいて、世界各国の文化政策及び博物館の交流に従事し、これまで、イギリスMLA(博物館、図書館、アーカイブ)の統合やロンドンオリンピックにおける文化事業を担当し、多数のプロジェクトに参画し、2017年より総括責任者(代理)の地位にある。
©Philippa Gedge Photography