特別展「京都祇園祭―町衆の情熱・山鉾の風流―」にちなんで、展覧会開幕前の連続講座に参加した方々に「あなたにとって祇園祭とは?」と題してアンケートにご協力いただき、思い出や魅力を語ってもらいました。京都文化博物館は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から5月6日まで休館となりましたが、今回より7回にわけて思い思いの祇園祭をご紹介します! ⇒新型コロナウイルス感染拡大防止のため、本展は開催中止となりました。
第1回は子どもの頃に感じた祇園祭です。
1、まだ小さい頃父に自転車に乗せてもらって見に行った祭の宵山、まだ人も少なくのんびりした雰囲気、おばあちゃんに見に連れて行ってもらった寺町三条での辻回し、懐かしく思い出されます。
2、子どもの頃は親に連れられて、毎年宵山へ行くのが楽しみでした。
鐘を叩くたびに紐がゆらゆら揺れるのが大好きで、少し斜に腰かける男性の浴衣の線がなんとなく色っぽくてませた子どもでした。
巡行には母に連れられて大丸から出て来たら、市電の電線を元に戻す作業が!子ども心にすごいと思いました。あの技が見られないのはとても寂しいです。
勤めるようになると、友人たちと毎年宵山へ行くのが楽しみでした。
ある時、函谷鉾ビルで資格試験の勉強をしていたら、下でお囃子の稽古が始まり、勉強が手につかなくなったことがあります。
3、昔の夜店は子どもにとって大きな楽しみでした。お小遣いで遊びました。
4、祇園祭 京都に生まれて良かった!と思える時。
子どもの頃、亡き母と毎年鉾巡りをした楽しい日々を60年以上経った今もはっきりと思い出します。
なるほど、子どもの頃に体感する祇園祭は印象的ですよね。
第2回もお楽しみに!
○●展覧会図録を通信販売しています!●○ 現在展覧会は休止中ですが、「図録だけでも欲しい」というリクエストにお応えするため、特別展「京都 祇園祭―町衆の情熱・山鉾の風流―」の図録を通信販売でご購入いただけます。 |