特別展「京都祇園祭―町衆の情熱・山鉾の風流―」(京都文化博物館）では、一部作品の入替および展示替えが行われますが、前後期あわせて約150件の祇園祭に関する貴重な展示物が一堂に会する貴重な機会となっております。
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から当初4月4日～13日に休止の予定が5月6日まで延長となりましたが、［ことしるべ］では、その間、皆さまに特にご注目いただきたい展覧会場の見どころを6回に分けて紹介します。再開した際は、ぜひ実際の会場でご覧いただければ幸いです。　⇒新型コロナウイルス感染拡大防止のため、本展は開催中止となりました。

第3回目は、今回の展覧会用に作成された映像コーナーを紹介します。
会場に入ってすぐのコチラでは、祇園祭の山鉾巡行の様子がダイジェストで流れます。

3階の展覧会終章の手前の映像は、裁断されたタペストリーについての説明が行われます。

最後に、3階展示室のやすらぎコーナーでは、祭り期間の1か月の行事が紹介されます。

いずれも短い時間で、わかりやすくまとめられた映像になっております。展示作品とあわせて、ぜひ最後までじっくりご鑑賞ください。

またやすらぎコーナーでは、映像に加えて画家・西脇友一氏による京都文化博物館所蔵の「京都祇園祭山鉾絵図」（原画）が展示されているのも嬉しいです。
祇園祭の山鉾の様子を細密に描いたもので、デザイン画として美しいのはもちろんのこと、懸装品や飾金具が丁寧に描かれていることから各山鉾の記録としても貴重な作品です。