<特別展「長浜曳山祭―世界が認めた長浜の至宝―」会期変更のお知らせ>
曳山博物館では、臨時休館中に予定をしておりました特別展「長浜曳山祭―世界が認めた長浜の至宝―」の後期展示を5月13日(水)~5月31日(日)に開催させていただきます。第1会場の長浜城歴史博物館との2館セット券も延長してお使いいただけます。
2月14日(金)に京都新聞文化ホールで開催の特別展「京都 祇園祭」をもっと楽しむための連続講座①~祇園祭と長浜曳山祭をつなぐタペストリーの軌跡~で、長浜市曳山博物館の学芸員・紅林優輝子氏よりご講演いただき、また長浜曳山祭囃子(しゃぎり)保存会による生演奏で参加者を楽しませていただいたことも記憶に新しい、長浜曳山祭関連の展覧会をご紹介します。
曳山博物館開館20周年記念特別展「長浜曳山祭」
チラシ裏面はコチラ
長浜市曳山博物館の開館20周年記念。そして毎年4月9日~17日に行われる「長浜曳山祭」の時期に合わせ、曳山博物館と長浜城歴史博物館の2会場で、「長浜曳山祭」に関する展覧会を開催。曳山祭に関する資料を一挙に公開します。
今回、長浜市曳山博物館の学芸員・紅林優輝子氏より展覧会の見どころについてお聞きしました。
” 長浜曳山祭は長濱八幡宮の春の例祭に併せて行われる祭礼で、その起源は羽柴秀吉が長浜城主であった天正年間前半にまで遡ることができます。
本展では、そうした400年以上の歴史をもち、長浜・湖北の人々によって今日まで守り伝えられてきた曳山祭の歴史と伝統、そして未来にこの祭礼を伝えていくための試みについて紹介します。
長浜城歴史博物館では、文献資料や曳山建造に関わった人々が残した大工資料、また狩野永岳が手掛けた楽屋襖や井伊家より各山組が拝領した能面など、曳山にまつわる美術工芸品を通して長浜曳山祭の歴史を紐解きます。
また曳山博物館では、芸能を受け継いできた人々が使用していた狂言台本や道具、重要文化財である翁山見送幕をはじめとする新調および修理を行った曳山の部材や懸装品などを展示し、曳山祭を次世代に伝える取り組みについて紹介します。 ”
会期中は、お得な2館共通券も発売されます。
特別展「京都 祇園祭」とあわせて、ぜひこの機会にこちらの展覧会にもご注目ください。
■会期 2020年3月20日(金・祝)~5月10日(日) ※会期中無休 ※会期中展示替えを行います。 前期展示:3/20~4/19 後期展示:4/20~5/10 ■会場 第1会場:長浜市長浜城歴史博物館2階展示室 HP:https://www.city.nagahama.lg.jp/section/rekihaku/
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◆ 展覧会内容 ◆
(①~③が長浜城歴史博物館、④~⑤が曳山博物館での展示)
①祭を知る―長浜曳山祭の歴史―
長浜曳山祭に関する文書資料や曳山を彩る装飾品をはじめとする資料から長浜曳山祭の歴史を紹介する。
②祭を彩る―子ども歌舞伎―
山組に伝わる本教(台本)等の資料から、長浜曳山祭の見どころの一つである子供歌舞伎を紹介する。
③曳山をつくる―長浜が生んだ名匠・藤岡和泉―
藤岡和泉家資料から、曳山をつくった大工・藤岡和泉家に迫る。
襖:《楽太鼓図》狩野永岳画 祝町組鳳凰山蔵(長浜市長浜城歴史博物館にて展示)
④祭を受け継ぐ―曳山修理と長浜曳山祭専門委員会―
全国からも注目される長浜の曳山修理と平成18年の設立から曳山修理に携わった長浜曳山祭専門委員会の活動を、現在修理中の壽山の装飾品を含めこれまでに専門委員会が修理に関わった美術工芸品を中心に紹介する。
⑤祭を奏でる―三役修業塾と囃子保存会―
祭に欠くことのできない囃子や三味線・大夫・振付の三役の歴史を辿るとともに、長浜曳山祭の継承に重大な役割を果たした囃子保存会と三役修業塾を紹介する。
幕:重要文化財《長浜祭翁山飾毛綴》伊部町組翁山蔵(長浜市曳山博物館にて3月20日~4月17日の間展示)
■関連イベント
展示説明会:2020年4月25日(土)13:30~(長浜市長浜城歴史博物館)
4月26日(日)13:30~(長浜市曳山博物館)