京都建築映像祭・映画プログラム
“Lewerentz Divine Darkness” 「レヴェンツ 聖なる闇」
今年で第4回目を迎える京都建築映像祭は、スウェーデン建築界の巨匠であり、日本ではあらたなる発見とも言えるシーグルド・レヴェレンツに関するドキュメンタリー映画作品の特別上映です
「稀代の建築家 シーグルド・レヴェレンツ その秘められた肖像が、いま明らかになる」
スウェーデンで最も重要な建築家の一人であるシーグルド・レヴェレンツ(1884-1975)。
同時代のグンナー・アスプルンドやアルヴァ・アアルトと同様に北欧建築には欠かせない巨匠の一人ですが、インタビューや記録されることを嫌いこれまでその人物像は彼の建築のようにミステリアスなオーラに包まれていました。しかし近年、ルンドの地下室から知られざる幾つかのフィルムが発見されました。
撮影をしたのは晩年のレヴェレンツと深い親交のあった建築家ベルント・ニーベリ。レヴェレンツそして北欧建築を巡る映画の旅はこの地下室から始まります。
古典主義とモダニズムが交わる詩的な闇は我々の深く原始的な記憶を呼び起こすでしょう。
聖マルコ教会 ⓒLewerenz Divine Darkness /KAFF2025
予告編はコチラ
“Lewerentz Divine Darkness” 「レヴェンツ 聖なる闇」(監督:スヴェン・ブルーメ、上映時間:70min、英語・スウェーデン語(日本語字幕付)) 日時:2025 年2月16日(日) ②15:45- 上映 日本語字幕付 料金:一般 1,500円 ※チケット予約 Peatix:https://peatix.com/event/4262285 場所:京都国立近代美術館講堂(一階ホール奥) |
★ 関連企画:KAFF 座『Healing Landscape』スウェーデンの建築とライフ
スヴェン・ブルーメ監督オンライン参加予定、2月下旬~3月上旬調整中
●京都建築映画祭とは
京都建築映像祭は建築・都市をテーマとし映画、哲学、文学、音楽などから読み解く映像祭です。
京都市京セラ美術館開館1周年記念「モダン建築の京都」展の関連プログラムとしてはじまり、建築・都市をテーマに据えた映画上映やトークイベント、ワークショップを京都市京セラ美術館や京都文化博物館フィルムシアターなど、京都市内の各所にて開催してまいりました。現在も建築をキーワードに毎年個性的なプログラムを紹介し、世代や分野を超えた議論・交流の場を作り、活動を継続しています。
これまで、イギリスの建築史家/建築家コーリン・ロウの幻のレクチャー映像やヴィム・ヴェンダースの建築にまつわる特別講義、リトアニア現代美術家による映画など日本初上映の映画・映像作品を公開し、モダンムーブメント(近代建築運動)や都市、芸術を哲学、文学、音楽、映画から考えるプログラムを行ってきました。