【三代目桂小南プロフィール】

父は紙切師の林家正楽、弟は林家二楽。
もともとは紙切り芸人の跡を継ぐべく技を教わっていたが、寄席の空気感になれるため
幼少期から寄席に出入りするうちに落語に傾倒するようになった。
1980年4月に二代目桂小南に入門。
落語家として実力を伸ばし、2010年に第65回芸術祭賞優秀賞受賞する。
2017年9月 師匠の名跡である「桂小南」を三代目として襲名した。

【林家二楽プロフィール】

父は同じく紙切師の林家正楽。兄は落語家三代目桂小南。
1989年 父二代目林家正楽に入門、林家二楽となる。
親子で紙切りを体験できる教室や、クラシックと紙切りを同時進行させる音楽会を開くなど活躍。
2005年に国立演芸場花形演芸大賞金賞を受賞し、
2006年より米国バーモンド州のミドルベリー大での夏期日本語学校に文化専門員として招かれている。

【二代目 桂小南】
大正9年に京都府北桑田郡山国村井戸（現在の京北井戸町）に左官屋の三男として生まれる。
三代目三遊亭金馬の内弟子となり、昭和33年に二代目桂小南を襲名。独特な口調は「小南落語」とも呼ばれ、芸に厳しい姿勢から「稽古の鬼」と称された。
平成8年5月4日　逝去。