「酒飯論絵巻」関連の講演会が行われました

「酒飯論絵巻」関連の講演会が行われました

「酒飯論絵巻」解説 & 講演会「利休時代の懐石と菓子」

11月22日、「酒飯論絵巻」関連イベントとして講演会が開かれました。

茶道資料館学芸員・木下明日香さんによる「酒飯論絵巻」解説が行われました。
絵巻に登場する茶臼の文様や、場面の描写は、数多く制作された写本によって違いがあります。
研究では、写本を見比べることで発見があるそうです。
各場面に登場する酒器や飯器についてや、時間経過の描写など、鑑賞のポイントを知ることができました。

解説の詳しい内容を後日公開いたします。お楽しみに!

本日、茶道資料館の呈茶席で特別に提供されたのは、解説の中でも紹介された「ふのやき」。当時のお菓子を再現した、もちもちの食感を楽しむことができました。

 

 

また、茶道資料館顧問・筒井紘一先生による講演「利休時代の懐石と菓子」も行われ、茶会記からわかる利休の茶会の様子や、懐石の趣向について学ぶことができました。
筒井先生の登場時には、なんと空に虹が!虹のふもとには蛇がいると考えられていることから「虹の銘が入った道具は巳年に使う」との豆知識を教えていただきました。