霊山歴史館 2025年 春の企画展
錦絵に見る幕末の世相
浮世絵といえば鈴木春信や喜多川歌麿などの優雅な美人画や、葛飾北斎や歌川広重の東海道五十三次などの風景画が有名です。その格調の高さや装飾性は世界に誇れる日本の代表的な美術であると言ってもいいでしょう。
浮世絵の中でも、江戸中期から幕末・明治維新、さらに西南戦争・日清戦争・日露戦争などを描いた野卑で極彩色の騒がしい色使いのものを錦絵と呼びます。
当時の人々は新しい時代への期待と次々と起こる事件への興味から錦絵を買い求めました。
錦絵は後年に描かれたものも多く、ダイナミックな構図が特徴的ですが、事件の推移や状況、風俗などは史実と異なり、誇張されていることも多いです。
ただ出版された時代背景を映し出す鏡でもあり、錦絵を見ていると急速に近代国家へと変貌していく慌ただしい足音が聞こえてくるようです。
開催期間 |
第1期:2025年1月22日(水)~3月30日(日) |
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月曜日 *但し2月10日(月)・2月24日(月・振休)・4月28日(月)・5月5日(月)は開館、2月25日(火)・5月7日(水)は休館 |
時 間 | 10:00~17:30(入館は閉館30分前まで) |
入 館 料 |
大人900円、高校生・大学生500円、小中学生300円 *団体料金(20人以上)は各100円引き *友の会会員は無料(会員証提示) |
〒605-0861
京都市東山区清閑寺霊山町1
TEL:075-531-3773