【ことしるべ美術クラブVol.316】アサヒグループ大山崎山荘美術館「丸沼芸術の森所蔵 アンドリュー・ワイエス展―追憶のオルソン・ハウス」


《オルソンの家》1969年 [通期] 丸沼芸術の森蔵 
© 2024 Wyeth Foundation for American Art / ARS, New York / JASPAR, Tokyo E5641

 

アンドリュー・ワイエス(1917–2009)は、アメリカの国民的画家として知られます。ニューヨーク西方のペンシルベニア州に生まれ、生涯の多くの時間を故郷と、アメリカ最北東部のメイン州で過ごし、それらの風景とそこに生きる人々を描きました。とりわけ、《クリスティーナの世界》(1948年)は、20世紀のアメリカ美術を代表する傑作として高く評価されています。1939年、ワイエスは自身の別荘があるメイン州でクリスティーナ・オルソンと弟アルヴァロに出会います。ふたりと、彼らの住む築約150年の古い屋敷にひかれ、画家は30年にわたり同家を訪れ交流をもちました。この「オルソン・ハウス」を舞台に《クリスティーナの世界》をはじめとする数々の名作が描かれました。
本展では、埼玉県朝霞市にある丸沼芸術の森が所蔵する、《クリスティーナの世界》習作を含むアンドリュー・ワイエスの貴重な水彩・素描コレクション約60点により、ワイエスが見つめつづけたオルソン・ハウスとそこにまつわる記憶をたどります。


《クリスティーナの世界》習作 1948年 [通期] 丸沼芸術の森蔵
© 2024 Wyeth Foundation for American Art / ARS, New York / JASPAR, Tokyo E5641


*関連イベント*

 

講演会「アンドリュー・ワイエスとオルソン・ハウス」※定員に達したため、受付終了

日 時 10月5日(土)13:30~15:00
講 師 高橋 秀治氏(豊田市美術館館長)
会 場 大山崎ふるさとセンター(京都府乙訓郡大山崎町字大山崎小字竜光3)
※阪急大山崎駅から徒歩1分、JR山崎駅から徒歩3分
※美術館が会場ではありません
内 容 生前のアンドリュー・ワイエスと親交があり、日本におけるワイエス研究の第一人者である高橋秀治氏に、画家の人生と作品、そして画家にとってのオルソン・ハウスについてお話しいただきます。
定 員 50名(要申込、先着順)
対 象 中学生以上
参加費 無料
主 催 アサヒグループ大山崎山荘美術館

 

ギャラリートーク

日 時 11月2日(土)①11:00~12:00/②14:30~15:30
講 師 中村 音代氏(丸沼芸術の森アンドリュー・ワイエスコレクション担当学芸員)
会 場 アサヒグループ大山崎山荘美術館 展示室
定 員 各回10名(要申込、抽選)
対 象 中学生以上
参加費 無料(ただし、美術館入館券が別途必要)
申 込 ☆申込フォーム☆より
申し込み受付期間:10月10日(木)まで
※当選された方へのみ10月17日(木)前後にご連絡いたします

 

カフェ企画 ❁特製スイーツ❁

期 間 展覧会会期中
会 場 アサヒグループ大山崎山荘美術館 喫茶室
内 容 美術館喫茶室で期間限定のオリジナルスイーツメニューを提供いたします。
*The Olsons’ Blueberries ~クリスティーナのおもてなし~
*Wyeth's Hometown Apples ~ワイエスのお気に入り~
*VODKA Time ~ワイエスのウォッカタイム~
詳しくは美術館HP
協 力 リーガロイヤルホテル京都

 


 

*開催概要*

会 期 前期:9月14日(土)~10月27日(日)
後期:10月29日(火)~12月8日(日)
※前期・後期で作品を入れ替えます
開館時間 10:00~17:00
※最終入館は16:30まで
休館日 月曜日(ただし、9月16日・23日、10月14日、11月4日の祝日・休日、および11月18日・25日、12月2日は開館)、祝日・休日の翌火曜日
会 場 アサヒグループ大山崎山荘美術館
入館料 ・一般:1300円(1200円)
・高校・大学生:500円(400円)
・中学生以下無料
・障害者手帳をお持ちの方は300円
※()内は20名以上の団体料金
※価格は全て税込表示
主 催 アサヒグループ大山崎山荘美術館
特別協力 丸沼芸術の森
後 援 京都府、大山崎町、大山崎町教育委員会、京都新聞、読売新聞京都総局、朝日新聞京都総局、毎日新聞京都支局、産経新聞社京都総局、NHK京都放送局、エフエム京都