【ことしるべ美術クラブ スタッフおススメのアートスポット!vol.146】彦根城博物館「幻の名窯 湖東焼ー彦根藩窯の盛衰ー」

【ことしるべ美術クラブ スタッフおススメのアートスポット!vol.146】彦根城博物館「幻の名窯 湖東焼ー彦根藩窯の盛衰ー」

10月23日(金)より開幕!
特別展「幻の名窯 湖東焼-彦根藩窯の盛衰-」
10月23日(金)~11月23日(月・祝)
彦根城博物館
 

湖東焼(ことうやき)は、江戸時代後期に彦根で焼かれたやきものです。文政12(1829)年、彦根城下の商人絹屋半兵衛が開窯し、後に彦根藩が直営化し発展しました。良質な材料をふんだんに用い、瀬戸や九谷、京都などの先進地から招聘された職人たちの指導の下で制作行われ、その品質は極めて高いものでした。
しかし、窯の操業期間が短かったため、他の産地と比べ製品の量は少なく、明治時代には「幻のやきもの」と呼ばれるようになりました。

湖東焼の作品は、固く焼き締まった磁器もあれば、土の自然な温かみが感じられる陶器もあり、絵付の技法も、藍色で模様を表現した染付や、青緑色で全面を彩色した青磁赤や緑などの色で絵付した色絵金で彩った金彩など極めて多様です。
本展では、湖東焼の成立および展開の歴史を紹介するとともに、湖東焼に影響を与えた各地のやきものにも注目して、その全貌を明らかにします。



湖東焼 染付牧童図大皿
個人蔵


湖東焼 赤絵金彩雲鶴文茶碗
彦根城博物館蔵

湖東焼 色絵華鬘文鉢
個人蔵
展示:11月7日~11月23日

湖東焼 赤絵金彩芦雁図水指
彦根城博物館蔵

湖東焼 染付桃透彫涼炉
滋賀県立陶芸の森蔵


九谷焼 色絵花鳥図大平鉢
能美市九谷焼美術館蔵

約170点の作品から、「幻のやきもの」湖東焼の細やかで美しい魅力をご堪能ください。

◇◆◇◆関連イベント◇◆◇◆
◆展示解説◆
と き:10月24日(土)午後2時~(受付は午後1時30分~)*40分程度
ところ:彦根城博物館 講堂
定 員:25名(当日先着順)
費 用:無料 *展示室の入室には観覧料が必要です。
担 当:奥田 晶子(彦根城博物館学芸員)
◆ワークショップ◆
NPO法人 湖東焼を育てる会 共催事業
「絵付体験!~オリジナルの器を作ろう~」
と き:11月14日(土)午後1時~3時30分
ところ:彦根城博物館 講堂
講 師:中川 一志郎 氏(再興湖東焼作家)
費 用:1500円 *別途作品送料が必要です。
申込方法
往復はがき往信の裏面に住所・氏名・電話番号を、復信の宛名面に住所・氏名を明記の上、彦根城博物館「特別展ワークショップ」係までお申し込みください(お1人様1通)。
彦根城博物館ホームページからも申し込みできます。詳細はこちら
申込期間:10月1日(木)~10月30日(金) *当日消印有効
定 員:25名(応募多数の場合は抽選)


特別展
幻の名窯 湖東焼 -彦根藩窯の盛衰-

開 催 期 間

2020年10月23日(金)~2020年11月23日(月・祝)
※会期中無休(展示替えがあります)

時    間 午前8時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
会   場

彦根城博物館
〒522-0061 滋賀県彦根市金亀町1番1号
https://hikone-castle-museum.jp/

料   金

一般500円、小中生250円
団体割引あり
※常設展示「ほんものとの出会い」もあわせてご覧になれます

お 問 合 せ 0749-22-6100
主 催 / 後 援 な ど

主催:彦根城博物館
協力:NPO法人湖東焼を育てる会