今年、開館25周年を迎えた文化パルク城陽(城陽市)にやってきました。
ここでは、9月15日(火)から27日(日)まで、恒例の公募展「JOYOアートギャラリー」が開かれています。
今年は昨年を上回る146点の応募があり、絵画、陶造形、彫刻、書、写真など87点が入選し、うち18点が入賞となりました。
エントランスから伸びるスロープに沿って、1階から4階まで入選作品がずらりと並びます。
スロープを上りきった4階の、プラネタリウムのロビーにも入選作品の展示があります。
その向かいにある五里ごり館(城陽市歴史民俗資料館)がメイン会場。
入賞作品のほか、審査員による賛助作品が展示されています。
今年は、2003年から続く本展では初めて写真作品がトップの「市長賞」を獲得しました。
冨山貴史さんの「光彩陸離」は、木漏れ日が茶畑に降り注ぐ瞬間をとらえた神々しい作品です。
また、文化パルクの開館25周年を記念して、城陽の風景や風物をモチーフにした作品を選ぶ「城陽賞」が設けられ、特産品のいちじくを育てる農家を描いた岩澤明子さんの絵画「30歳のいちじく 初夏JOYO」が選ばれました。
20日(日)には審査員を務めた太田垣實さん(美術評論家)、伊庭新太郎さん(画家、二科会会員・常務理事)によるギャラリートークが行われます。
来場者による人気投票もあるので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょう。
◆文化パルク城陽開館25周年記念事業 公募展JOYOアートギャラリー2020 |