【ことしるべ美術クラブ スタッフおススメのアートスポット!vol.141】JOYOアートギャラリー2020@文化パルク城陽(~9月27日まで)

【ことしるべ美術クラブ スタッフおススメのアートスポット!vol.141】JOYOアートギャラリー2020@文化パルク城陽(~9月27日まで)

今年、開館25周年を迎えた文化パルク城陽(城陽市)にやってきました。
ここでは、9月15日(火)から27日(日)まで、恒例の公募展「JOYOアートギャラリー」が開かれています。
今年は昨年を上回る146点の応募があり、絵画、陶造形、彫刻、書、写真など87点が入選し、うち18点が入賞となりました。

エントランスから伸びるスロープに沿って、1階から4階まで入選作品がずらりと並びます。

スロープを上りきった4階の、プラネタリウムのロビーにも入選作品の展示があります。

その向かいにある五里ごり館(城陽市歴史民俗資料館)がメイン会場。
入賞作品のほか、審査員による賛助作品が展示されています。

今年は、2003年から続く本展では初めて写真作品がトップの「市長賞」を獲得しました。
冨山貴史さんの「光彩陸離」は、木漏れ日が茶畑に降り注ぐ瞬間をとらえた神々しい作品です。

また、文化パルクの開館25周年を記念して、城陽の風景や風物をモチーフにした作品を選ぶ「城陽賞」が設けられ、特産品のいちじくを育てる農家を描いた岩澤明子さんの絵画「30歳のいちじく 初夏JOYO」が選ばれました。
20日(日)には審査員を務めた太田垣實さん(美術評論家)、伊庭新太郎さん(画家、二科会会員・常務理事)によるギャラリートークが行われます。
来場者による人気投票もあるので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょう。

◆文化パルク城陽開館25周年記念事業 公募展JOYOアートギャラリー2020
●開催期間 2020年9月15日(火)~9月27日(日)
      ※9月23日(水)から25日(金)は休館
●会  場 文化パルク城陽
      ①五里ごり館(城陽市歴史民俗資料館)特別展示室(西館4階)
      ②プラネタリウムロビー(西館4階)
      ③スロープ壁面(1階から4階)
●開館時間 ①午前10時から午後5時(入場は午後4時30分まで)
      ②午前9時から午後10時
      ③午前9時から午後4時30分(入場は午後4時まで)
      ※いずれも最終日は午後4時まで
●料  金 無料
●アクセス 近鉄京都線「寺田」駅東口から南へ徒歩9分/駐車場250台あり
●主  催 (公財)城陽市民余暇活動センター、城陽市歴史民俗資料館、城陽市文化芸術協会
●後  援 城陽市、京都新聞
●協  賛 城陽旬菜市協議会
●協  力 文パルサポート倶楽部

◆審査員賛助作品(五里ごり館に展示)
伊庭新太郎「トンボ」油彩・パステル
尾西 正成「福」
田中  仁「砂丘Ⅲ」インクジェットプリント
谷口 淳一「私の時間」テラコッタ・石膏
松本ヒデオ「The Subterranean Plaza」鋳込型起し技法 磁土
森田 康雄「M氏の肖像」モデリングペースト・色えんぴつ

◆ギャラリートーク(入場無料)
●日  時 2020年9月20日(日)午後2時から午後4時
●会  場 文化パルク城陽第4会議室(西館3階)
●講  師 太田垣實氏、伊庭新太郎氏(本展審査員)