紙司柿本
堀江美佳 作品展示
今年3月に仮店舗に移転した紙司柿本では、京都出身で、現在、石川を拠点に活動される写真家・堀江美佳氏の新作の店内展示が行われています。
堀江氏は自らが採取した、近郊に自生する雁皮の木の皮で和紙をつくることから始まり、モノクロフィルムで撮影した写真を、鉄塩と太陽光を用いる“サイアノタイプ”という技法で和紙に印画。
作品に使用する素材から仕上げまでの工程を一貫して自らが行い制作されています。
店内でご自由にご鑑賞並びにご購入いただけます。
堀江氏が表現する、その独特の色合いをお楽しみください。
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◆ARTIST COLLECTIONについて◆
“紙を通して文化を創造する” を理念として掲げ、紙の可能性を常に追求する紙司柿本では、文化という大きな枠からアートを取り出し、国内だけではなく海外のアーティストと紙を共通言語として唯一無二のオリジナルプロダクトを作ることを目的とした新レーベル、「ARTIST COLLECTION」を2016年12月に立ち上げました。
その第1弾では、京都を拠点とする墨絵アーティストDaijiro Hamaとのフリーライティングスタイルをテーマに、従来の縦や横の罫線が引かれた便箋という概念を超えたノートペーパーを限定数にて作成。
そして昨年2019年、その第2弾としてブループリントを得意とした堀江美佳氏と紙司柿本のオリジナル提灯とポストカードを制作、販売しています。
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◆「和紙のミュージアム」としての楽しみ方◆
紙司柿本では、和紙の魅力をお客様に知っていただくために、店内で販売されている一つ一つの紙に産地や用途などのわかりやすい説明書が棚につけられています。
その説明を読みながら、様々な種類の和紙に実際に手で触れ、産地ごとの特色を知ることで「紙を選ぶ楽しみ」が広がります。
もちろん、いつでもスタッフによるアドバイスを受けることも可能です。
店内では和紙がどのようにしてできるのかをわかりやすく紹介する映像も流れるなど、まさに「和紙のミュージアム」的な展開をされております。
また、今回ご紹介したような作品展示も定期的に行われております。
和紙の面白さ、奥深さを見て、触って体感できるスポットです。もちろん、気に入った和紙は購入できます。
ぜひ気軽に足を運んでみてください。
◆堀江美佳 作品展示
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