南インド、チェンナイの小さな出版社、
タラブックスの美しい本づくりをご覧あれ!
タラブックスとは・・・
インド南部のチェンナイを拠点とする出版社。
1994年の設立以来、ハンドメイド本やビジュアルブックの出版を中心に行う。
そのジャンルは児童文学、写真、グラフィックノベル、芸術、美術教育と多岐にわたり、インド土着の人々や各地に伝わる芸術を取り上げ、民俗画家たちの作品を初めて本にしたパイオニアと言える。
タラブックスの美しい本の数々と、出版社としての社会的な取り組みを紹介する本展。
会場内は色とりどりの作品約300点が展示され、華やかに彩られています。
そのみどころを少しご案内します。
ゴンド芸術と『夜の木』
絵本『夜の木』は中央インド出身の3人のアーティストが、インド中央部に暮らすゴンド族の中で語り継がれてきた昔ばなしや神話をもとに描きました。
ゴンド族にとって、芸術は森の生活の記憶を保つために必要な手段だったといいます。
夜のあいだ、別の姿を見せる木として描かれた物語『夜の木』をはじめ、ゴンド族の作品を用いた絵本を原画とともに紹介します。
民俗画家との本づくり
伝統のスタイルを保ちながら、民俗の伝統的な話をいかに本にしていくか。
インド各地の民俗画家が描いたことで知られるゾウ、トラ、ライオン、ウシなどの動物をはじめ、
伝統芸術のもつ力と美しさに触発されたタラブックスは、国内の各民俗画家たちと対話をし、本を生み出しています。
実際の本や原画、また写真や映像も盛りだくさんの内容の本展では、
その魅力をより感じていただける様々な関連イベントも開催されます。
タラブックス 特別展示 at 古香庵
開催日時:6月25日(火)~7月7日(日)(ただし、7月6日(土)は除く) 午前11時~午後5時
会場:茶室 古香庵(細見美術館3階)
入場無料
※休館日のほか作品保護・貸切等によりご覧いただけない場合があります。
最新情報はtwitterにてご確認ください。
ギャラリートーク
会場:細見美術館 展示室
聴講無料・事前申込不要(※ただし別途入館料が必要)
①日時:6月25日(火)午後4時30分~
出演:ギータ・ウォルフ氏(タラブックス代表)通訳付き
②日時:6月29日(土)午前10時30分〜
出演:松岡宏大氏(写真家)
※内容を変更する場合があります。
七夕に寄せて「茶室で愉しむタラブックスの世界 」
日時:7月6日(土) ①午前10時30分 ②午後1時30分
会場:茶室 古香庵(細見美術館3階)
出演:矢萩多聞氏(装丁家)
参加費:一般2,300円、友の会2,000円(税込、茶菓付き) 事前申込制
トークイベント「タラブックスと本をつくること」
日時:6月28日(金)午後7時~午後9時
会場:梅田 蔦屋書店 4th Lounge
出演:ギータ・ウォルフ氏(タラブックス代表)
齋藤名穂氏(建築家 デザイナー)
KAILAS(写真家 松岡宏大氏、編集者 野瀬奈津子氏)
参加費:1,500円(税込) 事前申込制
お問合せ:梅田 蔦屋書店 4th Lounge(http://store.tsite.jp/umeda/)
タラブックスの本づくりを語る at 法然院
日時:6月29日(土)午後2時~
会場:京都 法然院
出演:ギータ・ウォルフ氏(タラブックス代表)通訳付き
参加費:1,000円(税込) 事前申込制
お問合せ:細見美術館
トークイベント タラブックスとの出会いから生まれた本
「『南インド キッチンの旅』をめぐって」
開催日時:8月1日(木)午後7時~
会場:誠光社
出演:齋藤名穂氏(著者)、堀部篤史氏(誠光社店主)
参加費:1,500円(税込)+1ドリンクオーダー 事前申込制
お問合せ:誠光社 s-contact@seikosha-books.com
各イベントの申し込み方法などの詳細は、下記ホームページをご覧ください