シンポジウム 近代京都産業遺産の保存と活用
近年、京都において焼物や友禅染めなど近代の産業遺産関係の資料が廃棄・流出する事例が散見されます。
大学の教員などが対応をしているものの、それにも限りがあり、間に合っていないという状況です。
そのような現状を踏まえ、近代京都産業遺産の保存と活用について美術史や染織などそれぞれの分野での事例を報告し、今後のあるべき方策について議論するシンポジウムが開催されます。
今まで受け継がれてきた貴重な遺産・資料を未来に繋げるたべにはどうするべきか、この機会に一度考えてみませんか。
日時:10月21日(日)
13時30分~17時30分(予定)
場所:同志社大学今出川キャンパス 至誠館4番教室(定員140名)
主催:近代京都産業遺産研究会(仮称)
◆内容・スケジュール◆
主旨説明(13:30~13:40)
>畑中英二氏(京都市立芸術大学美術学部総合芸術学科 准教授)
基調講演(13:40~15:00 各40分間)
>並木誠士氏(京都工芸繊維大学美術工芸資料館 館長)
「近代京都産業遺産の保存と活用について」
>馬瀬智光氏(京都市文化市民局芸術都市推進室文化財保護課)
「近代京都産業遺産の未来について―京都市の取り組みを中心に―」
休憩(15:00~15:10)
事例報告(近代京都産業遺産の現状と課題)(15:10~16:30 各20分間)
>青木美保子氏(京都女子大学家政学部生活造形学科 准教授)
「染織関係資料の保存と活用について」
>木立雅朗氏(立命館大学大学院文学研究科行動文化情報学専攻考古学・文化遺産専修 教授)
「民俗資料の保存と活用について―窯業と染織―」
>田島達也氏(京都市立芸術大学美術学部総合芸術学科 教授)
「美術史関係資料の保存と活用について」
>福家崇洋氏(京都大学人文科学研究所文化生成研究部門 准教授)
「近現代の文献史料の保存と活用について」
シンポジウム 近代京都産業遺産の保存と活用について(16:40~17:30)
>司会:畑中英二氏(京都市立芸術大学美術学部総合芸術学科 准教授)
問い合わせ先:畑中英二氏(eiji-hatanaka@kcua.ac.jp)