ただいま京都府立堂本印象美術館新館では、京都現代作家展VOL.13 三瀬夏之介「おにの神さん/奇景」を1月24日まで開催中です。

三瀬夏之介さんは奈良県出身で京都市立芸術大学で学び、現在は山形県に居住している日本画家です。
本展では、昨年出版された絵本『おにの神さん』（福音館書店）の原画と、三瀬さんが2003年から描き続けている大作「奇景」の一部を展示しています。

手前側の展示室では、絵本『おにの神さん』の原画を展示しています。

『おにの神さん』は平安時代の北野天満宮界隈を舞台にしたお話だそうです。

制作の際の参考資料も一緒に展示されています。

堂本印象デザインの椅子とのコラボも。

奥側の展示室では、壁面をぐるりと一つの作品が取り囲みます。
この作品「奇景」は、三瀬さんが2003年に京都のneutron B1 galleryで開催した個展ではじめて発表して以来、ずっと描き続けている作品だそうです。
一面を取り囲む大迫力の作品ですが、これでもまだほんの一部なんだとか。
複雑なマチエールだったり、パネルを切り抜いていたりと是非じっくり見ていただきたい作品です。

京都現代作家展VOL.13 三瀬夏之介「おにの神さん/奇景」は1月24日までの開催です。
「憧れのヨーロッパ旅行」と合わせてお楽しみください。
また1月26日からは京都現代作家展VOL.14 山田伸「美への胎動」を開催します。
こちらも乞うご期待ください。