7/28(土)、旧堂本印象邸にて、夏休み親子向けワークショップ「堂本印象美術館をモチーフにガラス作品を作ろう!」が開催されました。
小学生とその保護者を対象にした、「堂本印象美術館」をモチーフにオリジナルのガラス作品を作るといった内容のワークショップです。その様子を紹介します。
❶美術館見学
まずは美術館見学から始まりました。
京都府立堂本印象美術館は、日本画家・堂本印象が自らデザインを手掛けています。
そのため、美術館には素敵な模様や飾りがたくさん!
学芸員さんの解説を聞きながら、気になるポイントをメモしたり、思い思いに館内を散策します。
❷制作スタート
ワークショップ会場の旧堂本印象邸に戻り、作品制作がスタートします。
講師はガラス作家の德力竜生先生。参加者の皆さん、先生の説明を真剣に聞いています。
このワークショップでは、ガラス板の上に、好きなガラスパーツや色紙を組み合わせたり、ガラスにも描ける色ペンで絵や模様を描いたりして、最終的にフレームに収めてガラスのアート作品を制作します。
❸パーツ選び
ワークショップ会場の中央には、制作に使う、色も形もさまざまなのガラスパーツがたくさん並んでいます。
「キラキラ!」「キレイ!」
目を輝かせながら、自分の作品に使いたいパーツをそれぞれ選びます。
❹組み合わせ
パーツを選んだら、作業机の上で、組み合わせを考えていきます。
どんな並べ方が格好いいか試行錯誤したり、色紙をいろんな形に切ってみたり…
❺のり付け
パーツの位置が決まったら、次はのり付けの作業です。
ガラスを接着することのできる特殊なのりを、ガラスパーツの裏側に筆で塗っていきます。
❻UVライトで接着
先ほどつけた特殊なのり、これはUVライトを当てることでガラスとガラスが強力にくっつきます。
パーツをのせたガラス板の裏側から先生がUVライトを当てると…ほんの20~30秒ほどでパーツはしっかりと接着され、ひっくり返しても落ちません。「マジックみたい!」と驚きの声をあげる参加者も。
❼フレーム組み立て
最後に、ガラス板と木のフレームをグルーガンで接着して、作品を立てて飾れるように組み立てます。
❽完成!
これでガラス作品が完成です!
参加者のモリイさんは「最初に絵を描いて、その上からガラスパーツを乗せていくのが楽しかった」と話します。
参加者の皆さんそれぞれ、思い思いの素敵な作品が仕上がりました!
色の組み合わせや、配置の仕方にそれぞれの個性が現われていますね。
夏休みの良い思い出になったでしょうか?
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
※京都府立堂本印象美術館では、企画展「五彩を感じて 印象の墨の世界」を開催中です。
企画展「五彩を感じて 印象の墨の世界」
会期:2024年6月5日(水)~2024年9月8日(日)
イベント概要:http://event.kyoto-np.co.jp/event/insho-sumi.html