関連イベントレポート「シンポジウム 北野天満宮の歴史と信仰」

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シンポジウム「北野天満宮の歴史と信仰」

「北野天満宮 信仰と名宝-天神さんの源流-」にて、シンポジウム「北野天満宮の歴史と信仰」が開催されました。竹居明男氏(同志社大学名誉教授)、佐々木創氏(京都造形芸術大学非常勤講師)、菅野扶美氏(共立女子短期大学教授)が各30分程度の自身の研究をもとにした考察を発表。2部では、西山剛氏(京都文化博物館学芸員)がコーディネーターとなり3名の講師が会場からの質問に応える形でパネルディスカッションを行いました。
質問を受けて講演では語られなかった事柄などを交えて議論が展開されると、聴講者は感心して聞き入っていました。

2部の結びに西山氏から天神信仰の魅力について一言求められると、
竹居氏は「一言では言えないが実在する人物が祭神である管公自身やの人となりそのものが魅力」

菅野氏は「神でも仏でもあった天神さんがすべてを巻き込んで発展してきたことが魅力。神事の中にも、現人神から始まった天神さんへの強い思いが感じ取れる。」

佐々木氏は「天神さんは15年ほどの天神信仰研究の中で常に謎を問いかけてくれる不思議な存在。信仰に集う人たちをつなげてくれる点が魅力」

と答えていました。

展覧会は4月14日(日)まで開催。
これほどのご神宝の数々が集う展覧会は最後かもしれません!...
ぜひ会場までお越しください。

展覧会についてはこちらから → http://event.kyoto-np.co.jp/event/kitano.html