コチラも必見!
北野天満宮宝物殿「北野天満宮の至宝 第2期 刀剣×梅」part.2
竹内栖鳳 紅白梅図
今回ご紹介させていただきますのは、京都画壇の重鎮、竹内栖鳳の作品《紅白梅図》です。こちらは縦80㎝、横300㎝をこえる大迫力の大型作品となっています。
「刀剣×梅」と本展の副題にもありますように、天神さんといえば「梅」ということで、第2期は、特に「梅」を画題とする作品を中心に展示しています。
梅といえば、花もさることながら大切なのは枝振り。こちらの作品は伸びやかな筆致で紅白の梅枝が描かれ,さすがは栖鳳!という出来栄えの作品となっています。
竹内栖鳳《紅白梅図》大正−昭和時代
実はこの作品、着彩されておりますが、もともとは天神さんの一の鳥居横に佇む狛犬の「台座の下絵」として描かれたもの。
狛犬は大正から昭和にかけて10年以上の歳月をかけて構想をねり作られたものと伝わります。
当代最高の画家と呼び声高く京都で活躍していた栖鳳翁にデザインを依頼し、時を経て完成した狛犬には、当時の人々の天神さんへの深い信仰の想いが現れているといえるでしょう。(北野文化研究所・松原史 室長)
北野天満宮 一の鳥居横 狛犬
台座と見比べられますか?(竹内栖鳳《紅白梅図》大正−昭和時代(部分))
●北野天満宮の至宝 第2期展「刀剣×梅」
◆会 期 開催中~2019年4月14日(日)まで
◆時 間 午前9時~午後4時(受付終了)
◆会 場 北野天満宮 宝物殿
◆料 金 大人500円 中高生300円 小人250円(未就学児童無料) ※修学旅行生は250円
◆詳 細 北野天満宮HP http://kitanotenmangu.or.jp/index.php